第29回京都国際子ども映画祭
NPO法人キンダーフィルムフェスト・きょうとが、2023年8月4日(金)から8月6日(日)まで三日間、の京都文化博物館フィルムシアターにて「第29回京都国際子ども映画祭」を開催するというニュースです。
現在、世界では紛争や迫害など今も多く発生しています。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、避難民の総数は昨年に過去最大の伸びを記録して1億840万人に達しましたが、今年に入ってからも増加を続けています。ロシア・ウクライナ問題もいまだに解決していません。
私たちにできることは何だろうと考えたとき、映画を通じて、少しでも世界を知るきっかけをつくることができないかと考えました。場所を超えて時を超えて、世界に触れることができる、それが映画だと思っています。
<本映画祭の特色>
〇世界を知る作品の上映〇
今回は特に移民や難民の問題を映した映画を上映します。『静かな目覚め』はドイツに逃れたウクライナの子どもたちの短編ドキュメンタリー。『トーテム』はオランダに住むセネガル系移民の少女の物語です。移民や難民の問題は家庭でも学校でもニュースに触れることもあまりない、遠い世界で起きていることのように感じているのではないでしょうか。「映画を観て、一緒に来場した友達や家族と感想を言い合ってほしい、同じ子どもの目線で映し出した世界を見てほしい」という想いを込めて上映します。子どもスタッフが制作者にインタビューした映像も含め上映し、上映後にその場で意見を交換する時間も設けたいと思っています。また、日本では未公開ながら珠玉の作品を集めていますので、ぜひ観て、感じて、考えていただきたいと思います。
〇夏休み期間に学びと感動の場を〇
コロナを経て、先が見えない状況でも、映画祭を運営する子どもスタッフは、映画祭に向けて熱心に活動に取り組んできました。この夏の映画祭ではぜひ子どもスタッフの活躍を直接観に来ていただくと共に、ご家族・ご友人で映画館へ足を運び、感動を共有していただきたいと思います。小さな頃からさまざまな映画に触れることによって視野を広げ、世界を知ってほしい。人生をより豊かで実りあるものにしてほしいと切実に願っています。
〇外国語映画には「生」吹き替えを披露〇
京都国際子ども映画祭の特色であるボイスオーバー(吹替)。プロの劇団員から発声やセリフ回しを学ぶワークショップを経て、外国語映画に字幕を入れるのではなく、小さなお子様でも分かるように映像に合わせて、「生」で吹き替えを披露します。公募で集まったメンバー14名が担当します。
期間: 2023年8月4日(金)5日(土)6日(日) 10:30-17:30予定
場所: 京都文化博物館 3Fフィルムシアター(中京区三条高倉 烏丸御池)
公式サイト:https://www.kff-kyoto.com/29
料金:1プログラム券 前売 子ども500円/大人1,000円 当日 子ども600円/大人1,200円
★特典付きチケット(※前売りのみ)
1プログラム券 子ども1,000円/大人1,500円
3日間パスポート 子ども1,500円/大人3,000円
【第29回京都国際子ども映画祭のプログラム】
1.短編アニメーション 4本
●ホットチョコレート
(2022 年/ Evelyne Peter / フランス / 5 分)
ホットチョコレートから始まる、パプア地方 の死生観についての物語。
●ライカとニモ
(2022 年 / Jan Gadermann、Sebastian Gadow / ドイツ / 15 分)
大きなダイビングスーツとヘルメットをかぶって いるニモ。あるとき、宇宙飛行士のライカと出会う。
●氷を売る親子
(2022 年 / João Gonzalez / ポ ル ト ガ ル、 フランス、英国 / 14 分)
毎日崖の上で氷を作り、パラシュートで地上の 村に氷を売りにいく親子。ある日溶けた雪が…
●カナリア
((2022 年 / Benoit Therriault、Pierre-Hugues Dallaire / カナダ / 12 分)
1922 年、炭鉱で働くソニーは有毒ガスを検知 するカナリアと仲良くなるが…
2.短編実写 3本
●マーゴットの妹
(2022 年 / Christine Doyon / カナダ / 17 分)
知的障がいの妹を持つマーゴットは学校になじ めずにいたが、自分を見つめ直すことになる。
●勇気を出せ!
(2021年 / Adrian Moyse Dullin / フランス / 15 分)
SNSに夢中な15歳の少女ケンザは通学中のバスの 中で弟マーディをからかい、ある騒動に発展する。
●静かな目覚め
(2023年/ Mila Zhluktenko, Daniel Asadi Faezi / ウクライナ、ドイツ / 18分)ウクライナから避難してきた子どもたち。避難先 の旧ドイツ軍兵舎で過去の戦争の跡を見つける。
3.長編映画
●トーテム
(2022 年 /Sander Burger / オランダ、ルクセン ブルク、ドイツ/1 時間30分)
オランダに住むセネガル系移民の少女アマ。 水泳選手に憧れる彼女の前に困難が立ちはだかる。
●海の輝き
(2023 年/Domien Huyghe/ベルギー、オランダ/ 1時間38分)
漁師の父を海の事故で亡くした少女レナ。巨 大な未知の生物のせいだと信じて、友達とそれを証明しようとする。
●ワイルドツアー
(2019年/ 三宅唱 / 日本 /1時間7分)
「山口の DNA 図鑑」というワークショップに 参加した少年少女たちの冒険。
<「京都国際子ども映画祭」について>
京都国際子ども映画祭は「子どもによる、子どものための」映画祭です。世界中から子どもが主人公の映画を集めて上映します。
子どもスタッフ:映画祭の司会進行や、チケット確認、会場案内、ゲストのインタビューなど運営そのものを行います。(現在、小学生から高校生まで約30人の子どもスタッフが所属しています)月1回ミーティングを行い、映画祭で挑戦してみたいことなどを話し合って、役割分担をした上で映画祭に臨んでいます。
子ども審査員:公募で集まった子どもが年齢や学校の垣根を超えて活動。映画祭期間中、すべての作品を鑑賞、審査会を開き、グランプリを選出。
【対象】小学4年生〜中学3年生
【定員】7名 現在募集中(締切 7/14)
【応募方法】フォームより応募
【お問い合わせ先】
特定非営利活動法人 キンダーフィルムフェスト・きょうと
〒604-0931京都府京都市中京区榎木町87河二ビル401
TEL) 075-212-8612
担当)090-3506-5670 仲井
Mail:pr.kinder.kyoto@gmail.com
HP: https://www.kff-kyoto.com/
Facebook:@kinderfilmfestkyoto
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※チケット販売6月23日開始
Yahoo!Passmarketより