文庫

ここだけのweb-library。心に届けたい文章をセレクトして紹介します。

一年は正月に一生は今に在り

新しい年を迎え 正岡子規のことばを集めてみました。 春や來る表に物も案内も 新年や鶯鳴いてほとゝぎす 蒲団から首出せば年の明けて居る 世の中をすてずこ……
at 2023年01月01日 09:49RT(27)

遍路の正月

 私もどうやら思い出を反芻する老いぼれになったらしい。思い出は果もなく続く。昔の旅のお正月の話の一つ。 それは確か昭和三年であったと思う。私はとぼとぼ伊予路を……
at 2023年01月01日 08:51RT(11)

京の俳人・蕪村と誓子、大文字の句を集めた

八月十六日は、五山の送り火。京都に縁のある与謝蕪村と山口誓子の俳句を集めてみました。 ―与謝蕪村- 銀闇に浪華の人や大文字 相阿弥の宵寝起すや大文……
at 2022年08月15日 03:50RT(83)

盆といふたとて、私には何もない。

八月十五日 晴。 ――午後五時帰居。何となく、うるさくさびしく感じた。無相さんから久しぶりにたよりが来てゐた、しみ/″\読ませるたよりだつた、この秋には……
at 2022年08月15日 03:06RT(31)

風は五月の寝床をふきぬける

五月二日 五時を待ちかねて起床、晴、五月の朝はよいかな。子の事を考へるともなしに考へてゐる、私はやつぱり父だ!うれしいたよりがいろ/\。病人らしくないと……
at 2022年05月02日 07:46RT(107)

高瀬川の桜を眺めながら森鴎外を読む

なる程島へ往くといふことは、外の人には悲しい事でございませう。其心持はわたくしにも思ひ遣つて見ることが出來ます。しかしそれは世間で樂をしてゐた人だからでござい……
at 2022年04月09日 07:24RT(239)

うたつてもおどつてもさくらひらかない

1932年(昭和7年)四月、種田山頭火は旅の途中。今回は、“桜”をテーマに、「ときどき山頭火」 四月七日 曇、憂欝、倦怠、それでも途中行乞しつゝ歩……
at 2022年03月29日 01:43RT(127)

春が来る毎に 春の心になるやうに

あなたの懐中にある小さな詩集を見せてください かくさないで――。 それ一冊きりしかない若い時の詩集。 隠してゐるのは、あなたばかりではないが をりをりは出し……
at 2022年03月13日 08:35RT(79)

ほんとに私は生きている

私のすきな三ツ星さん私はいつも元気ですいつでも私を見て下さい私は諸君に見られてもはずかしくない生活を力一ぱいやりまする私のすきなカシオペヤ私は諸君が大すきだい……
at 2022年03月07日 07:19RT(73)

己の生を愛し慈む心を

 人の生活に最も大事なのは、自分の生を愛し慈むの感情である。生きてるということに対する自覚的な輝かしい感情である。なぜならば、そういう感情からこそ、本当に純な……
at 2022年02月11日 06:26RT(75)

月の暈、春遠くない枝に枝

 二月四日 立春。 すこし夜の雪がつんでゐる、寒いことは寒いが、大したことはあるまい。たよりいろ/\――俊和尚、孝志君、緑平老、敬治坊、そして雑草二月号……
at 2022年02月06日 10:03RT(88)

今年も今夜かぎりの雨となり

十二月卅一日 曇つて寒い、暮れてからは雨になつた、今年もおしまひだ。  嚢中に四銭しかない、三銭で入浴、一銭でヒトモジ一把、文字通りの無一物だ、いかに私……
at 2021年12月30日 04:55RT(114)
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