西川純の鉛筆画で明治時代の京都を観覧
京都文化博物館で2022年12月11日まで、明治時代の京都市内を鉛筆で描いた「ある画家による京都 西川純の素描」展が開催されているというニュースです。
開催趣旨
本展では、明治後期から昭和にかけて活躍した京都出身の洋画家・西川純(1886-1974)が描いた京都の街並みを紹介します。西川は、明治後期に鹿子木孟郎の室町画塾、浅井忠の聖護院洋画研究所、関西美術院に学び、多くの優れた素描を残しました。岡崎、銀閣寺道、白川村、浄土寺村などの風景を鉛筆で描き、当時の様子を今に伝えます。風景の他にも、浅井忠に指導を受けた人物デッサン、1903(明治36)年に開園した京都市動物園で見た動物の写生などがあり、明治後期の画塾でのデッサン技術の高さを物語っています。
昭和に入ると、西川は記憶を頼りに昔の京都の街並みを描き、「京の家々集」として、300点余りを残しました。京都の面影をよく表した作品は、人々の中に眠る懐かしい記憶を呼び起こします。
今回の展示では、初期の明治期のデッサンを中心に、水彩画、油彩画を含む、京都の風景にまつわる西川の画業の一端を紹介します。
基本情報
会 期:
2022年10月15日(土)~12月11日(日)
休 館 日:
月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
入 場 料:
一般500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
- 総合展示(2階)とフィルムシアター(3階)をご覧いただけます
(フィルムシアターは催事により有料の場合があります)
会 場:
京都文化博物館 2階総合展示室「京の至宝と文化」(北室)
開室時間:
10:00~19:30(入場は19:00まで)
主 催:
京都府、京都文化博物館
(京都文化博物館オフィシャルサイトより https://www.bunpaku.or.jp/exhi_shibun_post/nishikawajun/)