大原千鶴のいつくしみ料理帖

世界文化が、50代後半を迎えた人気料理研究家・大原千鶴さんがいつくしみ続けたい料理99品のレシピと料理エッセイを収録した書籍『大原千鶴のいつくしみ料理帖』を11月26日(土)に発売するというニュースです。

【大原千鶴のレシピ大全】人生の満ちる時間を、美しく、おいしく
子育てを始めて20余年。料理研究家として活動し、初めての著書を出して15年。忙しい毎日を夢中で生きてきた著者が作り続けてきた料理は数知れず。その体験をもとに生まれた理にかなった無駄のないレシピは、多くの層に支持を得てきました。50代半ばを過ぎ、人生後半を迎えた著者が、今、大切にしたいと願っているのは1人の女性として過ごす大人時間と、その時間を慈しみながら味わう料理。本書では、第1章で家族のために繰り返し作り、これからも作り続けていきたい定番のおうちごはん、第2章で確かなおいしさを生む、大原流のシンプルで合理的なコツ、第3章でこれからの時間を見据えた大人の味や好きなお酒とのマリアージュを紹介します。家族への愛情いっぱいの料理から、50代になって手に入れた自分時間を慈しむセンスあふれる料理までの多彩なレシピ99品を満載し、「神様が与えてくれた素敵な時間を、丁寧に生き、楽しく美しく味わいたい」と語る著者の料理エッセイも掲載。

〈第1章〉これまで家族のために作り続けてきた 大原家の定番料理​

安心できて、美味しくて、さっと食べられる。毎日の食卓に出す家庭料理は、家庭ごとに味やスタイルが違うのも楽しみのひとつ。本書の第1章では、大原千鶴さんがこれまで家族のために作り続けてきた、愛情あふれる定番料理を紹介。どれも大原家みんなの大好物メニューです。

〈第2章〉素材ごとの大原流 “おいしい” のコツ

「素材に合わせて最小限の手当てをするだけで良い」「家庭ではなるべくシンプルに」と話す大原さん。第2章では、「野菜は”だけ”がおいしい」「魚上手になりましょう」「卵上手は料理上手」「肉は火入れが決め手」と題し、素材ごとのシンプルで合理的な大原流 “おいしい” のコツを紹介します。食卓を潤すとっておきのスープや、漬けておくだけで日々のお助け素材になる作りおきのレシピも掲載。

〈第3章〉大人の時間を楽しむ、人生後半に向けて自分のために作りたい味

子どもが大きくなり、夫婦2人の食卓へと変化した大原家。大人の時間を楽しむための「無理がなく、愉しみのある、家でのこれからの食事」とは、どのようなものなのでしょうか。第3章では、大原さんが人生後半に向けて、自分のために作りたい味を紹介します。今の体調や気分に合わせたシニアを意識した新定番や、ゆったりとした時間を楽しむ朝ごはん、ひとりの至福昼ごはん。お酒好きな大原さんならではの、お酒と料理の “面白マリアージュ” も、真似したいものばかりです。

【著者・大原千鶴さんよりメッセージ】
子供達が成長し、家族一緒に過ごす時間が減ったぶん、再び自分の時間が持てるようになりました。料理も子供達のために作ることが多かったのが、今は主人と2人の食事が増え、時にはひとりのことも。以前ほどお肉は使わず、量も少なめ。その分、お酒を嗜んだり、食べたいものをゆっくりと味わったりと、食事の好みもスタイルも変わってきました。
この本は、そんな今の自分の今を意識しながら作った1冊です。
これまでも何度となく紹介してきた定番料理はより美味しくシンプルにブラッシュアップし、最近作るようになった料理やお酒のつまみなどもご紹介しています。シニアという次のステップに進む時かなと思った今だからできた1冊と思います。若い頃はシニアとは残念なことのほうが多いものかと想像していましたが、身近なものになると毎日を丁寧に楽しく暮らせる幸せな時間に映ります。この本を相方に、これからの時間をより心軽やかに、より光り輝くものにしていただけたらと願っています。

【目次】
第1章 食べてくれる人がいるから 料理は楽しい ─ 暮らしを巡らす日々の料理
第2章 大原流 おいしいのコツ ─ できるだけシンプルに楽しむ
第3章 大人の時間を楽しむ ─ これからの食卓

【著者プロフィール】
大原千鶴(おおはらちづる)

料理研究家。京都・花脊の料理旅館「美山荘」が生家。小さな頃から自然に親しみ、料理の心得を学ぶ。結婚後、京都市中に移り住み、2男1女の子育てのかたわら料理研究家として活動を始め、テレビや出版、講演などで広く活躍。理にかなったシンプルで確かな味わいのレシピと、華やかにして気さくな人柄が幅広い層に支持を得ている。第3回京都和食文化賞受賞。近著に『ラクしておいしく使いきり 大原千鶴のストックレシピ』(高橋書店)、『むりなく、むだなく、きげんよく 食と暮らしの88話 茶呑みめし』(文藝春秋)、『大原千鶴のかんたん仕込みごはん』(NHK出版)。小社刊に『大原千鶴の「新・豆腐百珍」、『大原千鶴の酒肴になる「おとな鍋」』、料理エッセイ『旨し、うるわし、京都ぐらし』がある。

【刊行情報】

『大原千鶴のいつくしみ料理帖』
■著者:大原千鶴
■発売日:2022年11月26日(土)
■定価:2,200円(税込)
■発行:株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://amzn.to/3hRCoPT

2022年11月26日RT(74)
編集部 春風

編集部 春風

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