溝縁ひろし写真展~昭和の祇園花街とともに

2023年1月2日から、美術館「えき」KYOTOにて「溝縁ひろし写真展 昭和の祇園~花街とともに~」開催されるというニュースです。

京都在住の写真家、溝縁ひろし(1949-香川県生まれ)は、大学卒業と同時に、就職を機に京都へ移り住みます。昭和48(1973)年のある日、夕暮れ時の四条花見小路で初めて出会った「舞妓」に心奪われます。一瞬にして別世界へ連れて行かれたその不思議な感覚、余韻はその後も消えることなく、仕事が終わると祇園に足を運ぶようになりました。少しずつ顔なじみのできてきた頃、お茶屋のおかあさんに「舞妓さんをしっかり撮っておいておくれやす。いやはらへんようになるかもしれまへんさかい。」と言われます。舞妓さんの成り手が減っていた1970年代当時、現実味を帯びたその言葉に背中を押されて、京都の花街を写真で残していこうと決意します。花街はもちろんのこと、祇園町の日常風景を写すことも写真家としてのライフワークとなったのです。本展では、昭和48(1973)年から撮り始めた「昭和の祇園」(祇園甲部)の作品を中心に、今日までの町の風景や芸舞妓の姿など花街に暮らす人々の日常を約150点の作品で紹介します。

「舞妓と白川女」昭和56(1981)年 ©Hiroshi Mizobuchi

【作家プロフィール】
1975年、スタジオ勤務を経てフリーの写真家になる。1980年「PHOTO-HOUSEぶち」設立。ライフワークとなっている京都・花街、京都の四季や祭事をはじめ、四国八十八ヶ所、西国三十三所などのテーマにも取り組む。書籍も多数出版。

「半だらり」昭和53(1978)年 ©Hiroshi Mizobuchi
「雪の一力亭」昭和60(1985)年 ©Hiroshi Mizobuchi

【開催概要】
●会期=2023年1月2日(月・振替休日)~1月29日(日)会期中無休 ●会場=美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接) ●入館料(税込)=一般900円(700円)、高・大学生700円(500円)、小・中学生500円(300円) ※()内は前売料金。「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。2022年11月11日(金)~2023年1月1日(日・祝)まで前売券販売。販売場所:当館チケット窓口(休館日を除く)、京都駅ビルインフォメーション、チケットぴあ、ローソンチケット。
●主催=美術館「えき」KYOTO、京都新聞 ●後援=京都府、京都市、公益財団法人京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)、公益社団法人京都市観光協会 ●協力=祇園新地甲部組合、祇園甲部芸妓組合、学校法人女紅場学園、祇園商店街振興組合、八坂神社、南座、光村推古書院株式会社 ●お問合せ=TEL:075-352-1111 (ジェイアール京都伊勢丹大代表) 美術館「えき」KYOTOホームページ:https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/
公式Twitter:@ekimuseum ※入館の際、マスク着用・検温・消毒をお願いしております。※展示作品やイベント内容が変更、中止になる場合がございます。予めご了承ください。

2022年11月28日RT(91)
編集部 春風

編集部 春風

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