京都岡崎の蔦屋書店で志村ふくみ展を開催

京都岡崎 蔦屋書店が、2022年11月に染織家・志村ふくみの詞を手がかりにした書籍『草木の聲(こえ)』が発売されたことを記念し「草木の聲 ー 春のことぶれ ー」展を2023年1月15日(日)~2月9日(木)の期間に開催するというニュースです。

関連の書籍販売を中心に、志村の織りなす色の世界を裂小物、色糸、書籍に掲載された写真と合わせて紹介するようです。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/gallery/30924-0915381228.html

商品写真撮影 刑部信人

概要
「植物はその根、幹、葉、皮のすべてを提供し、みずからの精を、色としてこの世におくり出している。」
— 志村ふくみ

染織家で人間国宝の志村ふくみの詞(ことば)を手がかりとして、アトリエシムラ代表・志村昌司さんが染織の日々の思いを綴った『草木の聲(こえ)』(京都新聞出版センター 刊)。京都新聞デジタルメディア「THE KYOTO」にて、2020年9月から43回にわたり連載された内容が書籍化された本書は、写真家・田口葉子さんの撮影が彩りを添え、 希少な製本加工「仮フランス装」により、美しい本に仕上げられています。
今回の「草木の聲 ー 春のことぶれ ー」展では、志村ふくみの関連書籍を中心に、新刊で用いられた美しい草木染めの写真と染料の展示、春の訪れを感じさせるアトリエシムラの裂小物、ストール、田口葉子さんのアクリルプリントなどの展示・販売を行います。

撮影:田口葉子、出典:THE KYOTO

アトリエシムラについて
アトリエシムラは染織家・志村ふくみの孫である志村昌司を中心とした、次世代の作り手たちによる染織ブランドです。京都・東京の工房には植物の色彩世界に魅了された者たちが集い、一点ものの商品をひとつひとつ作っています。染織を通して豊かな思想を継承しながら、暮らしを美しくすることや、時代にふさわしい活動のあり方を探求し、染織を中心とした文化体験の場をつくるなど、日々新しい試みを続けている工房です。

http://www.atelier-shimura.jp/https://www.instagram.com/ateliershimura

写真家・ 田口葉子さん紹介
田口葉子(たぐち ようこ)
1975年、大阪府生まれ、大学進学を機に京都へ移住。写真家井上隆雄氏に師事。京都を中心 に日々、日本の気配を大切に撮り続け、雑誌、新聞、書籍などで写真や文章を発信している。日本写真家協会会員。共著に『京のいろ』など。
https://www.photohappa.com/about-me

書籍・商品紹介
1、フォトエッセー『草木の聲』

京都新聞デジタルメディア「THE KYOTO」にて、2020年9月から2022年8月まで43回にわたり連載をした「草木の聲」の書籍化。志村ふくみの詞(ことば)を手がかりに、京都を拠点に活躍する写真家・田口葉子さんの彩り豊かな写真とともに、アトリエシムラ代表・志村昌司さんが染織への思いを綴っています。書籍化にあたり文章を加筆修正し、新たに写真をセレクト。また田口さんと志村昌司さんの対談も掲載しています。

『草木の聲』
詞 志村ふくみ
文 志村昌司
写真 田口葉子
装丁 葛西薫、中本陽子
発行 京都新聞出版センター
価格 2,970円(税込)
A5判、仮フランス装(手貼り)、オールカラー、192ページ

撮影 刑部信人

染織家・志村ふくみが『裂の筥(はこ)』(紫紅社、1984年)のためにオリジナル制作した小裂(こぎれ)をデータ化し、カードにしたコレクションボックスです。小裂は志村ふくみが50代という作家としてもっとも円熟した時期に制作されたものです。小裂カードは合計50点あり、専用のコレクションボックスに収まっています。質感や色は本物さながら、鮮明に印刷されております。ディスプレイとして飾ることを想定してお作りしたボックスは、マットな質感の黒色となっており、それぞれの作品を引き立たせます。

内容:カード50枚+目次記載同封紙
ボックスサイズ:縦220mm×横205mm×奥行き32mm、窓部分 縦119mm×横110mm
カードサイズ:縦209mm×横193mm
材質:紙
裂:志村ふくみ作 発行元:atelier shimura
価格:8,800円(税込)

3、小裂の御朱印帳

撮影 刑部信人

大切な小裂(こぎれ)を表紙に生かし、手作業で製本したすべて1点もの。使い終わってもノートの部分だけ差し替えられるリフィル式となっており、アルバムや旅日記としてもお楽しみいただけます。外出時の持ち運びに便利な布袋付きです。

素材:小裂(絹100%)、表紙(クロス)、本文紙(新鳥の子)
サイズ:横12.3 × 縦18.2 × 厚さ2 cm
価格:13,200円(税込)〜

4、名刺入れ

撮影 刑部信人

人との出会いの場に豊かな色を添えます。鞄や上着のポケットに入れてもかさばらないスマートなサイズ感ですが、名刺約20枚が収まります。毎日持ち歩ける身近なアイテムとして。こちらも1点ものです。

素材:絹100%
サイズ:横11.9 × 縦6.7 × 厚さ0.7cm
価格:13,200円(税込)

5、色合わせストール

撮影 刑部信人

色の探求や色合わせを通してさまざまな「初めて」を試みているアトリエシムラの色合わせストール。 空気に溶け込む爽やかな糸は、見た目にも柔らかく軽快な印象をつくります。<糸の魔術師>と呼ばれる、大正紡績の近藤さんという方とアトリエシムラとで開発したオリジナルの糸を使用しており、それを一枚一枚手織りすることでアトリエシムラの「色」が最大限に活き、また機能性にも優れたストールとなっています。

素材:絹65% オーガニックコットン35%、手織り
サイズ:約59×200 cm(両サイドのフリンジ各7 cmを含む)
価格:42,900円(税込)

販売について
京都岡崎 蔦屋書店店頭にて、2023年1月15日(日)8時より販売開始します。
一部商品につきましては、オンラインでも販売いたします。詳細につきましては特集ページをご確認ください。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/gallery/30924-0915381228.html

展示詳細
「草木の聲 ー 春のことぶれ ー」

期間|2023年1月15日(日)~2月9日(木)8:00~20:00
会場|京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN シェルフ
主催|京都岡崎 蔦屋書店
お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)
※終了日は変更になる場合があります。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/gallery/30924-0915381228.html

京都岡崎 蔦屋書店

文化都市、国際都市 京都にふさわしく「アート」「日本の暮らし」をテーマにコンシェルジュが厳選した本や雑貨を揃えています。劇場・美術館・公園に隣接した文化空間にて珈琲を飲みながら本を読んだり、アートギャラリーや工芸ギャラリーを楽しめます。

住所|〒606-8342 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 パークプラザ1階
電話番号|075-754-0008
営業時間|店舗ホームページをご確認ください。
ホームページ| https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/
Twitter|https://mobile.twitter.com/EventKyoto
Instagram|https://www.instagram.com/kyoto.okazaki_tsutayabooks/

2023年1月16日RT(74)
編集部 春風

編集部 春風

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