西陣のカフェに「ご近所図鑑」が完成。
京都精華大学・東急不動産株式会社・株式会社学生情報センターが、京都・西陣エリアにある学生レジデンス「キャンパスヴィレッジ京都今出川通」のカフェテリア壁面装飾を利用した産学連携事業に取り組んだというニュースです。
学生レジデンス「キャンパスヴィレッジ京都今出川通」に住む大学生が、町に興味をもち、地域との繋がりを築いていくことをめざして行われた産学連携事業のようです。以前より西陣エリアを調査対象としていた、デザイン学部ライフクリエイションコース教員の米本昌史主導のもと、在学生・卒業生を交えて実施したそうです。
- 京都精華大学×東急不動産 産学連携事業「西陣プロジェクト『ご近所図鑑』」
(事例1)カフェテリアの壁面に「ご近所図鑑MAP」を掲示
西陣エリアは、国の伝統的工芸品にも指定された西陣織や老舗の和菓子屋などの伝統産業と、新しい店舗が混在する活気ある町並みです。米本らプロジェクトメンバーは、その町で暮らし働く、「人」に注目。近隣マップと近隣住民のイラストを、「キャンパスヴィレッジ京都今出川通」1階カフェテリアの壁面に大きく掲示し、日常的に目に触れられるようにしました。さらには、付箋型のマグネットシートとペンを設置し、入居学生たち自身で、近隣情報の追加とマップの更新をしていくことができます。
(事例2)西陣「ご近所図鑑携帯MAP」冊子制作・配布
学生レジデンスの近隣のお店で働く13名の似顔絵とメッセージをあわせて紹介する冊子を制作しました。本冊子は入居学生が近隣町内に親しみを感じられるよう、「キャンパスヴィレッジ京都今出川通」「キャンパスヴィレッジ京都衣笠」の2カ所の学生レジデンスに設置・配布されています。
(事例3)「ご近所図鑑チェキボード」の設置
カフェテリア壁面に設置した「ご近所図鑑MAP」には、若者に人気のインスタントカメラ(チェキ)で撮影した写真を貼り付けるボードを設置。学生視点の町の魅力を、写真を通じて入居学生同士で共有できます。
・企画原案:米本昌史(デザイン学部ライフクリエイションコース教員)
・企画立案:早志祐美(卒業生)
・イラスト制作:森 彩弥乃(デザイン学部イラストコース4年生)
・イラスト指導:中村光宏(デザイン学部イラストコース教員)
・施工立案:増田亮太(デザイン学部プロダクトデザイン学科 助手)
・施工補助:藤沢寛太郎(デザイン学部ライフクリエイションコース3年生)、辻田春樹(同コース2年生)