ウェルカムフェアと職人の道具展が開催

京都伝統産業ミュージアムで、2023年9月1日(金)から『ウェルカムフェア』を、9月23日(土)から『職人の道具展』を開催するというニュースです。

『ウェルカムフェア』最初の3日間は、各日先着50名様に素敵な工芸品のプレゼントや、京都の清酒の”ふるまい酒”、京都の食を楽しめる”キッチンカー出店”などを実施!9月末までの期間中は、ショップで使える500円の金券プレゼントや、”プチ工芸体験”、”職人実演”などを実施するようです。

『職人の道具展』では、伝統工芸のものづくりの中にあるたくさんの道具に注目し、職人の技術と感性を生み出す道具の魅力に加え、道具を作る職人の減少といった課題も紹介するそうです。

イベント名称:京都伝統産業ミュージアムウェルカムフェア
(英語表記:Kyoto Museum of Crafts and Design Welcome Fair)
【 期間 】 2023年9月1日(金)~9月30日(土) ※休館日 9月11日(月)、16日(土)、17日(日)、25日(月)
【 主催 】 株式会社京都産業振興センター

イベント名称:職人の道具展
(英語表記:Tools of Craftsmen)
【 期間 】 2023年9月23日(土)~10月22日(日) ※休館日 9月25日(月)
【 主催 】 株式会社京都産業振興センター
【 協力 】 京都市

会場(1・2共通):京都伝統産業ミュージアム【 所在地 】 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 京都市勧業館みやこめっせ 地下1階【 開館時間 】 10:00~18:00(入館は17:30まで)
【 ミュージアム観覧料 】
 一般 500円、団体 400円(20名以上)、京都市外の小中高生 400円(20名以上の団体は300円)
 ※以下の方は観覧無料:
 市内在住の高校生以下、市内在住の70 歳以上の方、障がい者手帳持参の方(付添人1 名含む)、和装の方

1. 五感で楽しむ京の工芸『京都伝統産業ミュージアムウェルカムフェア』

 素敵なプレゼントやお得な金券の配布、京都の美味しいフードやお酒などをご用意し、京都の伝統産業の魅力と当ミュージアムを知っていただくことのできる様々な催しを開催します。

『ウェルカムフェア』『ウェルカムフェア』

▼ 9月1日(金)~3日(日)
・ミニギフトのプレゼント
各日先着50 名様に京都の伝統工芸品であるオリジナルの和綴じメモをプレゼントします。

和綴じメモ

・ふるまい酒(10~16時)
京都市産業技術研究所との連携により、同研究所が開発した「京都酵母」を使った清酒を希望者に試飲提供します。今年は、京都市が全国で初めて制定した「京都市清酒の普及の促進に関する条例(日本酒乾杯条例)の10周年。ぜひ一緒に盛り上げましょう!

<酒蔵元(予定)> 北川本家/齊藤酒造/佐々木酒造/玉乃光酒造/増田德兵衞商店/松井酒造/松山酒造/都鶴酒造/山本本家 ※日替わりでのご提供になります

ふるまい酒(イメージ)

▼ 9月2日(土)~3日(日)
・京都の食を楽しむキッチンカー
京都産の食材を堪能できるおいしいフード&ドリンクが集まります。地下のテラスにゆったりと飲食スペースを設けますので、心ゆくまでお楽しみください。

キッチンカーキッチンカー

▼ 9月1日(金)~30日(土)
・ミュージアムショップの500円クーポンをプレゼント!
有料観覧の方へ、併設のショップで当日ご利用いただける500円の金券をプレゼントします。
(金券はショップで1,000円以上お買い上げの際に御利用いただけます)

京都伝統産業ミュージアムショップ

・「プチ工芸体験」&「職人実演」
予約不要で参加できる扇子・団扇・和蝋燭の絵付け体験(有料、各日14-15時)や、精巧で多彩な技を間近に見ることのできる職人さんの制作実演を、開館日は毎日実施します。

職人実演(イメージ)

▼9月7日(金)~8日(土) 18~20時

・2日間限定、観覧無料のナイトミュージアムを開催!
普段とは違った雰囲気を楽しむことのできる夜間開館を、9月8日(金)・9日(土)の期間限定で実施します。18時以降は特別に観覧無料です。

2. 道具から見る工芸の技『職人の道具展』

『職人の道具展』

 伝統工芸のものづくりの中にはたくさんの道具が存在します。それらの道具たちは、日々のものづくりの中で職人の五感を拡張させ、緻密で繊細な装飾技術や見るものの心を奪うほどの美しさを放つ感性を生み出してきました。

また職人たちは、建築や茶道など暮らしや文化を創り支える道具も生み出しています。本展では「職人が使う道具」「職人が作る道具」を集め、職人の技術と感性を生み出す相方とでも言うべき道具の魅力と、道具を作る職人の減少などの課題を紹介します。

<出展工房>
京瓦 浅田製瓦工場/京都の金属工芸品 錺金具竹内/京焼・清水焼 洸春窯/京漆器 高木漆工/伏見人形 丹嘉/京銘竹 長岡銘竹株式会社/京の神祇装束調度品 牧神祭具店/京都の金属工芸品 山本合金製作所/京友禅 山元染工場

<道具の一例>

鏨(たがね)

鏨(たがね)とは、金属を加工する際に用いる工具。金属の板に鏨を金鎚で叩き付け、凹凸を付けて模様を彫ったり、不要な縁を切断したりする。彫金する模様に合わせて先端の形や大きさが異なる様々な鏨を使い分ける。

今年103歳になる祖父から受け継ぐ鉋(かんな)|牧神祭具店

鋳物製の竹割。丸い竹を等分に割るための道具|長岡銘竹株式会社鏨(たがね)を作る職人さんは日本にあと一人しかいない|錺金具竹内

「枝打ち鎌」は、竹の枝を落とすためだけに使う|長岡銘竹株式会社

3. 京都伝統産業ミュージアムとは

1977年の開館以来、京都伝統産業ミュージアムでは、京都に息づく産業とその背景の紹介を通して、広く伝統産業の振興に取り組んできました。2020年のリニューアルを経て、現代のつくり手の活動を紹介する事業をさらに充実させ、つくり手と使い手がともに伝統産業のいまを見つめ、これからを思い描く、自由な交流の場を創出しています。

ミュージアムショップ(実店舗)とオンラインショップ( https://mocad-shop.com/ )では、文化を守り伝える伝統工芸品から、暮らしに寄り添う道具、雑貨やアクセサリーに至るまで、国内外に誇れる京都の技術をいかした多彩な品々が並びます。ここでご購入いただく一つ一つの商品は、職人の思いと技が生み出す伝統的な技術を支えることに繋がります。

2023年9月4日RT(101)
編集部 春風

編集部 春風

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