京都府がふるさと納税でiPS細胞を支援!
京都府が、iPS細胞による再生医療等の研究開発を加速させることなどを目的に、2023年10月2日(月)から「ふるさと納税型クラウドファンディング」を実施するというニュースです。(令和2年度以降4度目の実施)
1 募集期間
令和5年10月2日(月)から12月31日(日)まで
2 寄附方法
ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」から申込み(https://www.furusato-tax.jp/gcf/2616)
3 目標金額
2,200万円(昨年度実績:2,476万円)
4 用 途
①iPS細胞による再生医療等の技術開発 (昨年度実績:2,160万円)
②社会課題解決に取り組むスタートアップへの支援(昨年度実績: 316万円)
5 活用例
京都企業によるiPS細胞の実用化に向けた研究等に活用
(チラシ)
・個人様向け
https://prtimes.jp/a/?f=d5484-854-1ca8ac3d52d90997dd6f8a9a693dfd30.pdf
・法人様向け
https://prtimes.jp/a/?f=d5484-854-4aa8a00844f0b26f2213e1f9f369718a.pdf
【参考1】寄付金の活用例
●HiLung株式会社
ヒトiPS肺細胞で「すべての人に健やかな呼吸を」
肺炎・肺がんなどの呼吸器疾患で苦しむ多くの方を救うため、ヒトの肺細胞を大量製造し、肺の病気の研究や治療薬候補の効果予測を行う、精巧かつ汎用性の高い”ミクロンサイズのシミュレーター” として応用・事業化。当社の提供する “iPS肺細胞” は新型コロナウイルスや今後の世界的流行を起こしうるウイルス感染の研究や創薬をはじめ、世界中で活用されている。
●リバーセル株式会社
がん細胞やウイルスを殺すキラーT細胞を、汎用性の高い即納型T細胞製剤として提供
独自技術(特許取得)により、他家iPS細胞から高品質なキラーT細胞の作製に成功。現行の自家免疫細胞移植と比較して、短時間・低コスト・安定品質を実現する。また、各種感染症への適応も可能。2025年度に急性骨髄性白血病に対する医師主導型治験を開始する予定。今後は固形がんにも適用範囲を拡大するため、開発を進めている。
●サイアス株式会社
iPS細胞からがん抑制等に有効な免疫細胞を作製、がん免疫療法の治験に向け技術を確立
血液がんや固形がん等の患者にむけて、元気な免疫細胞を大量に再生し、繰り返し投与することで治療を目指す、個別化された免疫療法の開発を進めている。すでに製法は確立され、動物実験での薬効確認も終え、臨床試験の開始に向けた準備が着実に進んでいる。
●株式会社Famileaf
体調管理を中心に、妊婦とパートナーのマタニティライフを支援
妊娠中になんらかのケアを必要とする妊婦の割合は年々増えているが、妊婦健診だけでは異常を早期に捉えきれないため、自身で体調管理に努めることが重要。京都大学発のベンチャーである当社は、家庭での体調記録を促すとともに、パートナーの妊娠生活への関心を高めるため、妊婦向け体調管理アプリ「Hug+u(はぐゆー)」をAppStore・GooglePlayから配信中。「妊娠中の主な症状ごとの、病院へ連絡する目安」を紹介するページや、「カレンダー」「出産準備リスト」などの便利な機能を搭載している。
【参考2】関連イベント(オンライン講演)について
公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団(iPS財団)では、iPS細胞の基礎知識や品質管理についてのオンライン講演を実施予定。
①iPS細胞の基礎のキソ
日時:10月18日(水)12:10~12:50
講師:(公財)京都大学iPS細胞研究財団 社会連携室 社会連携グループ長 山本圭祐
②iPS細胞の品質管理:患者さんに「安全な細胞」を届けるために
日時:11月7日(火) 12:10~12:50
講師:(公財)京都大学iPS細胞研究財団 品質部 品質管理ユニット長 引地貴亮
③視聴方法:京都大学iPS細胞研究財団のYouTubeチャンネルから視聴
https://www.youtube.com/channel/UCjULoS139NIxvKMUYmGl8Qg