美術館ではできないアート体験を無料で

かめおか霧の芸術祭実行委員会が、令和5年10月14日(土)から10月25日(水)まで、京都府亀岡市ゆかりの芸術家による展覧会「城跡芸術展」を丹波亀山城跡で開催するというニュースです。

自然と調和した歴史的で非日常な空間をめぐりながら、絵画、陶芸、彫刻、音楽、パフォーマンス、現代アートなど多様な芸術作品を一度に鑑賞することが出来る、無料の展覧会のようです。

  • 当芸術展の魅力‐新たな芸術に触れるきっかけに‐

一般的に展覧会は、絵画、陶芸、彫刻といったテーマ、ジャンルを絞って開催されますが、本芸術展は、多様なテーマ、ジャンルの作品を丹波亀山城跡の随所に展示するのが一つの特徴です。自分の興味のあるものだけでなく、その他の作品も自然に鑑賞することとなります。多種多様なジャンルの作品鑑賞を通じて、自分の中の芸術の新しい扉を開くことができる展覧会です。

  • 出展作家

世界的に活躍する作家から近年注目されている新進気鋭の作家まで、亀岡にゆかりのある芸術家の作品が丹波亀山城跡に集まりました。

■出展作家:34組
荒井優作、石塚源太、井尻杏那、稲あゆ美、上田普、ACOON HIBINO、大村大悟、大矢一成、奥村博美、キリノマチ、黒川徹、小松千倫、小峰花香、ZENG HUIRU、崔石鎬(チェソクホ)、辻󠄀將成、出口鯉太郎、西野康造、西久松友花、西久松吉雄、ベリーマキコ、松井利夫、松岡勇樹、ミシオ、画材循環プロジェクト「巡り堂」、森太三、八木良太、山口さとこ、YUKO KIMOTO・Hikaru Toyoda、Yuumi Hioki、吉田伊佐、WATAKAMA/わたかま、渡辺信喜、WONG Chung Wah + FOK Ching

昨年の展示風景

  • 同時開催イベント

子どもから大人まで楽しめる様々なイベントを同時に開催。アートだけではない、亀岡の魅力を体験することができます。

■ボンボンマルシェ
□日時:10月14日(土)10:00~17:00
□魅力:「循環」をテーマにしたマルシェ “亀岡市内のモノ・ヒト・食”の「循環」をコンセプトに、地域に新たな価値を生み出し、愛着の湧く日々をつくるマルシェです。クラフト、物々交換市、食のマーケット、ワークショップなど、総勢39組の出店が会場に立ち並びます。

■展覧会ツアー(無料・申込不要)
□日時:10月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)10:00~12:00
□魅力:在廊しているアーティストに作品や制作への想いなど、話を聞きながら展覧会を回ります。皆さんでわいわいと話しながら見ることで、一人でじっくりと作品に向き合うこととは全く別の体験ができます。

■亀岡祭城下町巡り(無料・申込不要)
□日時:10月24日(火)14:00~16:00
□内容:城跡芸術展、亀岡祭に合わせて、ひとと、まちの繋がりをつくるFogin並河杏奈さんと城下町を巡ります。城下町の名残を感じながら商店街を歩き、亀岡祭の活気、お酒や酒蔵など、変わらぬ風景や変わりつつある街の営みを見てまわります。
Fogin 並河杏奈さん:関西大学政策創造学部卒。京都府亀岡市出身。株式会社ツナグム(京都移住計画)に所属。大学卒業後、旧丹波亀山城下町にあるH商店街の活性化事業やコミュニティ映画「かめじん」制作、地方への移住・ライフスタイルに興味がある学生や若者向けのイベント企画、WEBメディアを中心に取材・執筆などを行う。2018年4月より京都府の移住促進事業に従事。現在は、コミュニティ・ツーリズム「Harvest Journey Kameoka」や「かめおか霧の芸術祭」等において現地コーディネーターとして携わっている。https://fogin.jp

■植物園を歩く旅&植物標本作り(無料)
□日時:10月21日(土)、22日(日)10:00~12:00、14:00~16:00
□魅力:秋の花明山植物園を歩き、植物の手入れの方法なども交えながら、専門家から見どころを解説してもらいます。植物標本作りWSは、植物の特徴を調べる植物標本の作製(押し葉の貼り付け作業)が体験できます。

■お茶席体験(有料・要申し込み)
□日時:10月21日(土)、22日(日)14:00~15:00
□魅力:伝統的な茶室で、茶席を楽しむことができます。茶道のお点前とは何かを知り、季節の楽しみ方を亀岡市内の和菓子店「塩武」さんの和菓子とともに味わいます。
参加費 500円(抹茶・お菓子付き)。各日先着15名限定

■能楽体験(無料・要申し込み)
□日時:10月22日(日)13:00~14:00
□魅力:ユネスコ無形文化遺産である「能楽」。能楽の魅力は、時が流れても変わることのない人の心情やストーリーを追体験できること。「信仰/生活/芸術」が一体となった大本・万祥殿にて、伝統の能楽(舞囃子)と格式あるお茶席を気軽に体験。日本古来より受け継がれてきた芸術文化をお楽しみください。

■パフォーマンス:風の庭 Another episode of DUALITY(無料・申込不要)
□日時:10月14日(土)、15日(日)12:00~13:10、15:00~16:10
□魅力:現代美術家・ストリートダンサー(B-boy)の辻󠄀將成が手掛けるパフォーマンスアートDUALITY。丹波亀山城跡で感じた城跡の空気感を身体で表現するダンスパフォーマンス。

■パフォーマンス:日置結弥Yuumi Hioki(無料・申込不要)
□日時:10月14日(土)22日(日)11:30~11:50、14:00~14:20
□魅力:絹の温もりをテーマにした舞を自然の中で縫うように、静かに呼吸するように、踊り、日々の豊かさを実感できるパフォーマンスを披露します。

■ワークショップ:キリノマチ(有料・申込不要)
□日時:会期中毎日 10:00~16:30
□魅力:土地に見立てた木板の上に様々なカタチの木片を組合せて架空の街「キリノマチ」をつくります。完成した作品は会場に会期中展示することもできます(会期終了後持ち帰り可能)。
参加費300円※木片は自由に利用可能。

  • イベント概要

■期間:2023年10月14日(土)~25日(水)10:00~17:00■会場:丹波亀山城跡(大本本部。JR嵯峨野線亀岡駅から徒歩10分)駐車場あり
■入場料:無料
■出展作家:34組
■イベント詳細は次へ

  • かめおか霧の芸術祭とは

かめおか霧の芸術祭が開催されている京都府亀岡市は、山々に囲まれた自然豊かな盆地で、寒暖差が大きく、晩秋から初春に連日見られる霧が名物です。その霧を地域の象徴として、2018年から年間を通じて様々な活動をしています。

作品だけが芸術ではなく、先人の知恵や職人の技、農村の美しい風景など、形のないものや日々の暮らしを豊かにしてくれるものも“芸術”として捉え、文化芸術の振興だけでなく、アートの力による地域課題の解決にも取り組んでいます。当芸術祭の取り組みは、2020年に内閣府から「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選ばれており、まちのSDGsに関わる活動を進めるためのプラットフォームの役割も担っています。

■かめおか霧の芸術祭のホームページ

■亀岡市のSDGsの取り組み

https://www.city.kameoka.kyoto.jp/site/sdgs/index.html

2023年10月15日RT(65)
編集部 春風

編集部 春風

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