梅小路京都西駅エリアにUmekoji MArKEt

株式会社梅小路まちづくりラボが、京都市中央卸売市場近辺にある旧倉庫をリノベーションした施設「Umekoji MArKEt」(ウメコウジマーケット)を2022年5月17日に開業したニュースです。

施設内には、モノづくりに関する企業がオフィスを構えるほか、高性能3Dプリンターなどが設置されたファブラボやコミュニティサロンも併設しています。デジタルマニュファクチャリングを学び、実践する場、モノづくりからクリエイティブタウン化を推進する拠点となることを目指します。

【Umekoji MArKEtの狙い】
 モノづくりの世界にもデジタル化の波が押し寄せていますが、多くの企業にとって「デジタル×製造業(デジタルマニュファクチャリング)」は、まだまだ高いハードルがあります。そこで、デジタルマニュファクチャリングを学び、実践する場、モノづくりから梅小路京都西駅エリアのクリエイティブタウン化を推進する拠点としてUmekoji MArKEtを設立されたようです。

【梅小路型クリエイティブタウン化の推進】
 株式会社梅小路まちづくりラボは、再開発の進む「梅小路京都西駅エリア」において、モノづくり、アート、食をキーワードに、未来志向でエリアのクリエイティブタウン化を推進することで、グローバルに通用するモノづくり産業の育成、未来志向での京都の食文化の発信、市民生活と調和し地域文化を育てる観光業の育成、地域の次世代を育むまちづくりなどの一翼を担うことを意図しているそうです。

梅小路京都西駅エリアにある多様な地域資源である、京都の食の流通拠点である京都市中央卸売市場と市場場外、500社6000人が入居するモノづくり・サイエンスの研究開発拠点である京都リサーチパーク、都市における貴重な自然生態系を人々に提供し、京都水族館や京都鉄道博物館などの教育・観光施設を有する梅小路公園、伝統芸能と歴史的建造物を残し伝える島原、近年増加中の商業施設やホテルなどの資源を活かしながら、多様な人々が集う拠点を整備し、来訪・交流・創造を促す各種コンテンツを造成し、エリアマネジメントを進めるみたいです。

【「Umekoji MArKEt」施設概要】
住所:京都府京都市下京区朱雀宝蔵町34番地
施設内紹介:
【1階】 ファブラボ 「AM Lab & Fab」(運営:DMG森精機)
デジタルマニュファクチャリングで世界を牽引する工作機械メーカーのDMG森精機株式会社が金属積層造形の活用をサポートするファブラボスペースを開設します。最先端の金属3Dプリンターや五軸マシニングセンタ(来年予定)が設置され同社のオペレーターが使い方をサポートします。

【2階】コミュニティサロン「QUESTION 梅小路」(運営:京都信用金庫)
営業時間9:00~17:00 連絡先:080-6190-7816
梅小路まちづくりラボと京都信用金庫が共同で、モノづくり関係者、アーティストや社会起業家など多様な人材の交流と発信の拠点となるコミュニティサロンを運営します。

【3階】シェアオフィス
モノづくりの開発段階や試作におけるソリューションを提供する試作のプロフェッショナル集団である一般社団法人京都試作ネット、日米に拠点を持ちハードウェアと製造業テックに特化したベンチャーキャピタルの株式会社Monozukuri Ventures、地域文化を軸とした交流・教育・価値創造事業を手掛け、DESIGN WEEK KYOTOの企画・運営も担うCOS KYOTO株式会社など多様な企業が入居します

2022年5月21日RT(357)
編集部 春風

編集部 春風

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