通常非公開の尼門跡寺院霊鑑寺 の特別公開
京都の尼門跡寺院・霊鑑寺が、2023年3月18日(土)から4月9日(日)まで、春の特別公開を開催するというニュースです。
■霊鑑寺について
「椿の寺」として知られる霊鑑寺は、承応3年(1654)、後水尾(ごみずのお)天皇の皇女・多利宮(たりのみや)を開基として創建され、歴代皇女が住職を務めた尼門跡寺院。別名「谷の御所」と呼ばれた格式と清楚な佇まいを今に伝えている。後西(ごさい)天皇の院御所から移築した書院は「四季花鳥図」など狩野派の作と伝わる華麗な障壁画で飾られ、本堂は江戸幕府十一代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり)が寄進したもので、如意輪観音像を安置している。後水尾天皇が椿を好まれたことから、広い庭内には100種類以上の名椿が植えられている。
■春の特別公開の見どころ
庭園で見ることができる椿は、日光椿(京都市指定天然記念物)をはじめ、散椿、白牡丹椿、舞鶴椿など、100種類以上。椿は種類によって開花時期が異なるため、訪れる時期によってちがった景色を楽しめます。
開花中はもちろん、苔の上にぽとりと花が落ちる姿や、散り椿の花びらが地面に散り積もる様子など、散ったあとも美しいのが椿の醍醐味です。
後西(ごさい)天皇の院御所から移築した書院内部をガイド付きで公開し、江戸幕府十一代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり)が寄進した本堂も公開いたします。書院内部の見どころは「四季花鳥図」など狩野派の作と伝わる華麗な障壁画。如意輪観音像が安置されている本堂もお参りできます。(※本堂の中に上がることはできません。)
庭園入口に設置された椿の花手水は、ピンクや白など乙女心をくすぐるカラーで統一されており、思わずシャッターを切りたくなる可愛さ。庭園内の小さな手水鉢にも椿が浮かべられています。
また、公開期間中しか購入できない霊鑑寺オリジナルの御朱印帳や、椿があしらわれた御朱印も用意しています。
■春の特別公開概要
拝観期間:2023(令和5年)年3月18日(土)~4月9日(日)
拝観時間:10:00~16:30(最終入場 16:00)
拝観料 :大人 800円、小学生 400円、幼児 無料 ※団体15名以上 720円
■限定御朱印
通常御朱印(300円)の他に令和5年限定御朱印(400円)を授与いたします。
■寺院概要
名称 :霊鑑寺門跡
所在地 :〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町12
宗派 :臨済宗南禅寺派