感謝の気持ちが込められたトイレです。


【local news/京都・岡崎/京都ニュース/公衆トイレ】

神宮道を平安神宮へと歩きます。朱色の大鳥居を見上げ、京都府立図書館を通り過ぎて二条通の横断歩道を渡り岡崎公園に入ります。公園内の広い参道を少し歩くと右前方の木立の中に瓦屋根と白い壁の建物があります。公衆トイレです。

公衆トイレにしては珍しく清潔そうなので立ち寄ってみると、壁面に「舞妓体験処 心のトイレ」と書かれたプレートが掛けられていました。あれ?これは何だろうと思ったので、調べてみました。

調べた結果、これは、京都市の施設に民間の事業者の名称をつけるネーミングライツの1つだと判明しました。契約者は「株式会社豊かな気持ち」です。そこでさらに調べてみました。すると会社のホームページにネーミングライツ契約をした理由が掲載されていました。「常に感謝の気持ちを保ち、ボランティア精神で地域や世の中に貢献できるよう」という理念を実践するためのものでした。会社のスタッフも週に1回トイレの清掃をしているようです。頭が下がります。京都の人気観光スポットで市民の憩いの場でもある岡崎公園には、感謝の気持ちが込められた心温かな公衆トイレがありました。

【詳細情報】
京都ココログループ「京都市観光公衆トイレ運営」
https://kisekinoichimai.com/social_contribution/kyoto_public_lavatory/

2018年12月9日RT(1,944)
編集部 春風

編集部 春風

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