仁和寺が春限定切り絵御朱印を授与

【京都の世界遺産 仁和寺にて3月19日(土)より春限定切り絵御朱印 『御室桜~花の雲~』 の授与開始/京都ろーかるニュース】

今回の春限定御朱印『御室桜~花の雲~』は、仁和寺独自の桜である御室桜と五重塔(重要文化財)をモチーフにしたようです。遅咲きで知られる仁和寺独特の桜は、「御室桜」と呼ばれ、樹高2m程の背の低い桜で地面近くの低い位置にも花をつける特徴があります。その様子が地面から沸き立つ雲のようにも見えることから「仁和寺や足元よりぞ花の雲」と詠まれた歌があります。今回の春限定御朱印では、雲海のように咲き誇る満開の御室桜の上に五重塔がそびえ立つ情景を繊細な切り絵で表現したそうです。

御室桜は正保三年(1646年)の観音堂再建の際に「花をお供えする」という意味も込めて植樹されたもので、仁和寺の象徴のひとつとして寺紋にもあしらわれています。

仁和寺に伝わる「御室御記」によれば、後水尾法王をはじめ江戸時代を通じて皇族の行幸が行われており、歴代の法王や天皇もまた御室桜の花見を楽しまれたということです。御室桜は、色がしっかりした大ぶりな花弁と、背丈が低く遅咲きであることが特徴。背丈が低いので、春爛漫の花盛りを目の前で楽しめることから、多くの参拝客に愛されています。

◎ 授与日程
2022年3月19日9時~ (なくなり次第終了)

仁和寺は仁和4年(888年)に創建された寺院であり、現在は真言宗御室派の総本山です。境内には五重塔や仁王門など、江戸時代に建立された建造物が並びます。同時期に植えられた御室桜は4月中旬に見ごろをむかえますが、建物と同様、当時と同じ姿を現在に伝えています。平成6年には世界遺産として登録されました。

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2022年3月21日RT(639)
編集部 春風

編集部 春風

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