先斗町の紋章は、鴨川ちどり
軒先にぶら下がる白い提灯には、紅い鴨川ちどりが飛んでいます。
明治5年(1872)に「鴨川をどり」が初めて開催されたときに創案された先斗町の紋章です。
鴨川や清き流れに千鳥すむ
詠み人知らずの古歌にあるように、鴨川では昔からちどりの愛らしい姿を見かけていたようです。
千鳥たつ加茂川こえて鉢叩
松尾芭蕉門下の高弟・宝井其角の俳句です。
風雲の夜すがら月の千鳥哉
京都に暮らした俳人で画家の与謝蕪村の俳句です。
復旧された石畳には、通り抜けできる路地が接続する部分の石の隅っこに「通り抜け出来ます」ということを示す千鳥の金属マークが埋め込まれています。
2022年8月11日RT(1,399)