京町家で暮らしの知恵と美意識を体感

2022年の夏、京都の町並み、歴史、文化の象徴ともいえる「京町家」を舞台に、その魅力を体験するイベント「京町家を楽しむ夏」を実施しているというニュースです。

会場は京都市・指定景観重要建造物と国指定・登録有形文化財にも登録されている近代京町家のひとつ、らくたび京町家(京都市中京区・旧村西家住宅)。特色ある建築物からは、古くから培われてきた伝統や自然と共生する暮らしの文化を感じることができます。

開催予定のイベント

■思いをつなぐ地蔵盆
京都の夏の風物詩「地蔵盆」。町内安全と子どもたちの健やかな成長を祈願する行事として、地域コミュニティー活性化の役割を果たしてきました。「京都をつなぐ無形文化遺産」にも選定されています。「思いをつなぐ地蔵盆」では、伝統的に受け継がれてきた地蔵盆の意義や歴史を紐解きます。本イベントでは、観光企画会社らくたびの若村亮氏と壬生寺貫主の松浦俊昭氏による地蔵盆の解説や数珠回しを実施します。また、地蔵盆の供え物の代表例、「紅白卍(まんじ)型の白雪糕(はくせんこう)」ほか夏を連想させる落雁を用意しています。
【開催日時】2022年8月20日(土) 14時(受付13時30分~) ~16時30分
【会場】らくたび京町家(旧村西家住宅)/京都市中京区泉正寺町333
【プログラム】
① らくたび 若村 亮 氏 「京のお地蔵さまと地域コミュニティー」
② 壬生寺貫主 松浦 俊昭 氏 「京都に伝わる地蔵盆」
【定員】15名
【参加料】5,500円(税込)
【詳細】https://the.kyoto/article/kyomachiya3

■怪談夜会~京にひそむお話~
夏の恒例行事である盂蘭盆会、通称「お盆」。あの世から帰ってくる祖先の霊魂を供養する行事ですが、祖先の霊だけでなく恨みを抱いた怨霊もこの世に戻ってくると考えられてきました。お盆のある夏は、そんな成仏できない怨霊の無念や苦しみを語る季節、すなわち怪談の季節ともいわれています。「魔界都市」とも呼ばれる京都には、数多く不思議な伝説が残されています。昔語りをひもとき、地域の時代背景や精神性を探ります。
【開催日時】 2022年8月19日(金)、20日(土)、21日(日) ※各日19時30分~21時
【プログラム】京町家から3夜連続オンライン配信!
① 8月19日(金)19時30分~21時
「覗いてはいけない、冥界への入口 -地獄への誘い-」
② 8月20日(土)19時30分~21時
「京都に巣くう怨霊の影 -史上最恐の怨霊は?-」
③ 8月21日(日)19時30分~21時
「応挙と幽霊の太夫 -怪談は究極の情の物語?!-」
【定員】90名
【参加料】9,000円 (税込) ※3日間すべての講座を受講いただけます
【申込締め切り】8月16日(火)
【詳細】https://the.kyoto/article/kyomachiya4

2022年8月13日RT(158)
編集部 春風

編集部 春風

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