醍醐寺で「鶴田一郎~ミューズ達の祈り~」

京都・総本山醍醐寺で2022年10月15日から12月4日にかけて、「鶴田一郎~ミューズ達の祈り」と題した醍醐寺霊宝館秋期特別展が開催されるよいうニュースです。

本特別展では、鶴田一郎画伯の若い頃の貴重な作品をはじめ、祈りを込めて描かれた美人画や琳派の影響を強く受けた仏画など133点が展示されています。

「醍醐櫻曼陀羅」など新しい大作も3点展示され、大変見どころの多い展示会となっています。

●日時:10月15日(土)~12月4日(日) 午前9時~午後5時(受付終了は午後4時30分)

●場所:醍醐寺 霊宝館

●拝観料 500円(中学生以上)

また、期間中はワークショップ「醍醐寺令和の寺子屋」や鶴田一郎画伯と醍醐寺執行・統括本部長の特別対談「人を大切に思う心」、早稲田桜子さんによる記念コンサート、ナイトミュージアム、PANGEAによるナイトミュージアム記念コンサートなど関連イベントも行われます。

詳細は醍醐寺ホームページでご確認ください。世界遺産 京都 醍醐寺 (daigoji.or.jp)

醍醐櫻曼陀羅

~展覧会開催によせて~
15年程前から、美人画と並行して仏画や琳派作品を描き始めました。それというのも仏画、琳派が私の美人画の美意識の根源だったからです。余計な装飾性を省き、シンプルにデザイン化した線や面に美を求める所は琳派の強い影響を受けています。今回の展覧会開催は、私の想いはもとより今に繋がる人達とのご縁や導きがあったからこその夢の実現だと思っています。絵を描く事、美を想像する事、理想の世界を表現する事、そして一筆一筆想いを乗せて色を重ねてゆく事、その行為は祈りだと思っています。祈りが仏に通じて人々の心に優しく寄り添える展覧会になる事を願っています。(鶴田一郎)

また、太元帥大法のため霊宝館に安置されている三宝院本尊・弥勒菩薩坐像、水晶宝龕入り木造阿弥陀如来像、不動明王坐像の醍醐寺所蔵の快慶作の仏像3点、国宝の訶梨帝母像なども観覧できます。特に弥勒菩薩坐像は間近で普段は見られなれない角度からも参拝できます。

快慶作 三宝院本尊・弥勒菩薩坐像
快慶作といわれる水晶宝龕入り木造阿弥陀如来像

霊宝館内特設ミュージアムショップでは、醍醐寺と鶴田一郎さんのサイン入り限定オリジナルご朱印帳も用意しています。

2022年10月20日RT(45)
編集部 春風

編集部 春風

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