亥年最初の心に届く言葉は…


【ことごころ/京都・寺町/空也寺】

この言葉は寺町通にある空也寺で出会いました。平安時代に民衆のために道や橋を造り市聖(いちのひじり)と尊称された空也上人が開創したお寺です。今年はこうありたいと願うばかりです。

せっかくなので、ここで一つ空也上人の和歌を紹介します。
「山川の末に流るる橡殻も 身を捨ててこそ浮かむ瀬もあれ」
山あいの川を流れてきた橡殻(とちの実)は、自から川に身を投じたからこそ浮かびあがって広い下流に来ることができたのだなあ。
「持ってしまった我や執着心を自ら捨て去ることで、新たな道や可能性が開ける」ということでしょうか。

2019年1月1日RT(203)
編集部 春風

編集部 春風

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