清水寺がオンライン授与所を開設

京都の音羽山清水寺が、新たな大衆信仰の入口としてブラウザ上の授与所を2022年11月10日より開設したというニュースです。

本授与所では近年までの修復工事や屋根葺き替えなどで出た古材を利用し、アップサイクルで謹製されている品も新しく紹介。また、ブログではお寺を支え続ける小さな力達やその役割のストーリーを掲載し、次のお詣りの際の新しい視点となるようなコンテンツもアップしていく予定のようです。

本授与所では、御守や御札等の授与はできませんが、札立や念珠などの品の授与が可能。これら品の一部は、清水寺本堂や諸堂の修復作業によって出た古材、本堂の屋根葺き替えの古い檜皮などの再利用(アップサイクル)で謹製されているそうです。長年多くの人々の祈りと御堂を守ってきた材に再度息吹が吹き込まれ、新しい形として生まれ変わりました。謹製される前にこれらが担っていた清水寺での役割やそれに纏わる様々なストーリーについてはブログで紹介さ。小さな力が集まり、お寺が成り立っている事がご理解できるみたいです。

<授与製品例>

御札立て(卓上型)
清水寺本堂はじめ諸堂の修復作業や境内寺観を整えてきた古木古材などを使用して謹製した御札立てです。場所を選ばないシンプルな形の御札をお祀りするスタンドです。
ヒノキ、杉、2種類の木材を使用、個々のカラー、表情が異り、美しい個性の札立てになっています。
価格:一尊用¥2,860、複数尊用¥3,300

念珠 大・小
境内にて観音補陀洛浄土の寺観を成してきた古木にて謹製致した清水寺ならではの数珠です。
価格(大小共に): ¥3,300

念珠腕輪 大・小
寛永年間一六三◯年代に建造され歴史が刻み込まれている清水寺の諸堂。その古材にて謹製致しました念珠です。
価格(大小共に): ¥1,650

御写経用紙
近年行った平成の大改修の際、本堂の檜皮葺き(ひわだぶき)屋根葺き替え工事で葺き替えた檜皮を原料に使用した写経用紙です。般若心経手本、納経筒付き。
価格:¥5,500

ペーパーウェイト(桜)
当山境内で春を感じさせる桜。木から零れ落ちた花を樹脂に閉じ込めてお届けします。
価格:¥3,300

文鎮
古くから諸堂にて仏事に使われ、その役目を終えた鏧子や鈴を鋳直し、新たな息吹を吹き込んだ文鎮です。
価格:¥4,400

お線香(久遠)
6世紀に仏教の伝来と共に伝えられたお香は、たくことで心身を清浄に保ち、完成を研ぐと言われています。7種の香りがありますが、中でも久遠は約五十年当山本堂の屋根として使われた檜皮(ひわだ)を原料の一部として練りこんだ線香です。上質な白檀の甘みと、凛とした檜皮の香りが静かに響きます。平成大改修が完了した、この一時しかお授け出来ない限定品です。
価格:¥1,650

お香立
古くから諸堂にて仏事に使われ、その役目を終えた鏧子や鈴を鋳直し、香立てとして新たな息吹を吹き込みました
価格:¥4,400

<授与所概要>
Beyond the_Otowa
https://www.juyosho.com/

2022年11月10日RT(81)
編集部 春風

編集部 春風

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