京都造形大出身の映画監督作品が出町座で
京都造形芸術大学映画学科で学んだ梅村和史監督が、卒業制作として手がけ、2020年の第44回サンパウロ国際映画祭でも上映された作品『静謐と夕暮』が、出町座で上映されているというニュースです。
【story】
写真家の男が川辺を歩いていると、
川のほとりで衰弱している老人に、
何やら原稿の束を渡す女がいた。
翌日、再び男がその場所に行ってみると、
その原稿を読む人々がいた。
その原稿には、渡した女のものと思しき、
この川辺の街での日常がしたためられている。
———ある日、いつものように川辺にやってききた女は、
見知らぬ黄色の自転車と
川辺に座る男を見た。
数日後、女が住むアパートの隣室に
その川辺の男が越してきた。
夜な夜な隣室から聞こえる、男が弾くらしき
ピアノの音を漏れ聞くうちに、
その男の生態が気になり、
毎朝、黄色の自転車に乗って出ていく彼の
後ろを追いかけることにした。
(『静謐と夕暮』オフィシャルサイトより)
2022年11月22日RT(492)