澤田瞳子のエッセイ『天神さんが晴れなら』

徳間書店 が、直木賞作家・澤田瞳子さんの『天神さんが晴れなら』(https://www.tokuma.jp/book/b625805.html)を2023年4月28日(金)に発売したというニュースです。

『京都はんなり暮し』(徳間文庫 https://www.tokuma.jp/book/b496234.html)から15年ぶり、作家デビュー後初のエッセイ集となるようです。

『天神さんが晴れなら』(澤田瞳子/著)

小さな出来事が積み重なって月日は過ぎ、我々の日常は歴史になる。その一隅に今、私は短い尻尾を揺らして暮らしている――。


京都に生まれ育ち、今も暮らす。食を楽しみ、旅に心惹かれ、美術・芸術を愛し、悠久の歴史に思いを馳せる。そして、それらすべてのことが物語を紡ぐ糧となる。「知らないことを知るのが大好き」という著者が出会ったさまざまな出来事が、ウィット溢れる文章で綴られているそうです。
 

  • 著者コメント 

暮しの中で感じた事のだいたいは雲のように取り留めなく、放っておくとふわふわとどこかに消えてしまいます。
分かりやすい感動や発見は、ここにはないかもしれません。
ですが流れゆく日常ほど実は大切なものはなく、その喜びを少しでも留めておきたいと綴った言葉たちです。
 

  • 目次

京都に暮らす
日々の糧
まだ見ぬ空を追いかけて
出会いの時
きらめきへの誘い
歴史の旅へ
ただ、書く
 

  • 本文より抜粋(1)――「天神さんが晴れなら」
  • 本文より抜粋(2)――「己の小ささ忘れまい」
  • 著者プロフィール

撮影/松山勇樹

撮影/松山勇樹


澤田瞳子(さわだ・とうこ)
1977年京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士前期課程修了。2011年、デビュー作『孤鷹の天』で第17回中山義秀文学賞を受賞。13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で本屋が選ぶ時代小説大賞2012ならびに第32回新田次郎文学賞を受賞。16年『若冲』で第9回親鸞賞、20年『駆け入りの寺』で第14回舟橋聖一文学賞、21年『星落ちて、なお』で第165回直木賞受賞。その他の著書に『ふたり女房』『師走の扶持』『関越えの夜』『秋萩の散る』(以上、徳間文庫)『火定』『龍華記』『落花』『月人壮士』『輝山』『漆花ひとつ』『恋ふらむ鳥は』、エッセイ『京都はんなり暮し』などがある。
 

  • 書誌情報

『天神さんが晴れなら』(澤田瞳子/著)

『天神さんが晴れなら』(澤田瞳子/著)


タイトル:天神さんが晴れなら
著者:澤田瞳子
定価:1870円(税込)
判型:四六判並製
ページ数:288ページ
発売:2023年4月28日(金)
ISBN:978-4-19-865575-4
商品ページ:https://www.tokuma.jp/book/b625805.html
 

  • 関連書籍:作家デビュー前のエッセイ集『京都はんなり暮し』徳間文庫で発売中!

『京都はんなり暮し』(澤田瞳子/著)

『京都はんなり暮し』(澤田瞳子/著)


タイトル:京都はんなり暮し 
著者:澤田瞳子
定価:671円(税込)
判型:徳間文庫
ページ数:256ページ
刊行年:2015年9月
ISBN:978-4-19-894011ー9
商品ページ:https://www.tokuma.jp/book/b496234.html




京都の和菓子と一口で言っても、お餅屋とお菓子屋の違い、ご存知ですか? 京都生まれ京都育ち、気鋭の歴史時代小説家がこっそり教える京都の姿。『枕草子』『平家物語』などの著名な書や、『鈴鹿家記』『古今名物御前菓子秘伝抄』などの貴重な資料をひもとき、過去から現代における京都の奥深さを教えます。誰もが知る名所や祭事の他、地元に馴染む店に根付く歴史は読んで愉しく、ためになる!

電子書籍版も発売中。今ならKindle Unlimitedで購読可能!(2023年6月末日頃までを予定)

2023年4月29日RT(186)
編集部 春風

編集部 春風

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