京都タワーサンドがリニューアルオープン
京都タワービルの地下1階~地上2階の商業施設である「KYOTO TOWER SANDO(京都タワーサンド)」が、大幅リニューアルを実施して2023年4月22日(土)にオープンするというニュースです。
施設のリニューアルに合わせ、現代詩人・最果タヒ氏が古今和歌集や新古今和歌集などから選んだ古の和歌を現代語訳した詩をパブリックアートとして展開し、京都を旅する方々のひと時を彩るエッセンスとして設置するようです。
今回のパブリックアート展開は、リニューアルにあたって京都タワーサンドが新たなコンセプトに掲げた、“あなたの京都旅にマストな「京-Lounge」”を表現するコンテンツのひとつで、旅の最中に“ひと休み”してもらえる場所へと進化するための大切な要素となります。最果タヒ氏の『千年後の百人一首』(清川あさみ氏との共著)『百人一首という感情』(共にリトルモア刊)からヒントを得て京都が都であった時代に編纂された古今和歌集や新古今和歌集などから和歌を選び現代語訳し、詩を書き下ろすというコラボレーションが実現。そんな書き下ろしの詩をデザイナー佐々木俊氏によるデザインでパブリックアートとして館内で展開し、“ことば”と出会い、「詩を一服」するような空間を演出するそうです。
【 京都タワーサンド×最果タヒ「詩を一服」 】
①古今和歌集や新古今和歌集などから選んだ和歌を現代語訳詩に
京都が都であった時代に編纂された和歌集から選ばれた6つの和歌を現代語訳詩に。全て今回のための書き下ろしとなっています。京都タワーサンド公式Instagramにて4/22以降に順次投稿予定です。
②飲食スペースや館内に散りばめられた詩や言葉との出会い
書き下ろしの詩や『百人一首という感情』から派生した和歌にまつわる言葉を使用したパブリックアートは最果タヒ氏の詩集などをデザインしている佐々木俊氏監修で館内に展開。出会える詩は座席や通路の通り方次第で、何度も楽しめる構造となっています。パブリックアートは常設となるため、いつ来ても、何回でも楽しめます。
③オリジナルノベルティを数量限定でプレゼント、京都市内の大垣書店で記念フェアを同時開催
書き下ろした詩を使用した限定ステッカーとミニ詩集を数量限定でプレゼント(館内対象店舗で税込み1,500円以上お買い上げの方)。さらに、京都市内の大垣書店対象10店舗では記念選書フェアを開催します。
京都タワーサンド×最果タヒ 「詩を一服」 概要
最果タヒ氏の詩を使用したパブリックアートを展開
タイトル:京都タワーサンド×最果タヒ「詩を一服」
■館内アート一部
※館内アートはB1Fに11ヵ所、2Fに1ヵ所、B1F~2Fの階段踊り場に2ヵ所の合計14ヵ所となります。
<京都タワーサンド コラボ記念キャンペーン>
京都タワーサンド内の店舗にて、1店舗あたりのお買い上げ金額1,500円(税込)以上で、「京都タワーサンド×最果タヒ オリジナルノベルティ」をプレゼントします。
・開催期間:2023年4月22日(土)~6月30日(金)
・開催店舗:京都タワーサンド内 全41店舗
※ノベルティは数量限定です。無くなり次第終了いたします。
■「ミニ詩集」表紙イメージ
■ステッカーイメージ
<京都タワーサンド×大垣書店コラボ企画 京都タワーサンド×最果タヒ コラボ記念 選書フェア>
京都市内の一部大垣書店にて、京都タワーサンドコラボ記念選書フェアを開催します。最果タヒ氏の代表作である詩集三部作『死んでしまう系のぼくらに』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『愛の縫い目はここ』(全てリトルモア刊)の刊行時に開催され話題をよんだ、詩集三部作選書フェアをリバイバル開催。
フェア開催店でしか読むことができない詩とコメントを収録したフリーペーパー(数量限定)も、店頭にて配布します。また、選書フェア関連書籍をご購入の方に、「京都タワーサンド×最果タヒ オリジナルA5クリアファイル」をプレゼントします。
・開催期間: 2023年4月22日(土)~5月21日(日)
・開催店舗: 京都市内の大垣書店・計10店舗
イオンモール北大路店/烏丸三条店/京都本店/
イオンモールKYOTO店/京都ヨドバシ店/
堀川新文化ビルヂング店/高野店/京都ポルタ店/二条駅店/髙島屋店
※ノベルティは数量限定です。無くなり次第終了いたします。
協力:大垣書店、リトルモア
■A5クリアファイルイメージ
<プロフィール>
最果タヒ(さいはて・たひ) 詩人・小説家
1986年生まれ。2004年よりインターネット上で詩作をはじめ、翌年より「現代詩手帖」の新人作品欄に投稿をはじめる。06年、現代詩手帖賞を受賞。07年、詩集『グッドモーニング』を刊行し、中原中也賞受賞。12年に詩集『空が分裂する』。14年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』刊行以降、詩の新しいムーブメントを席巻、同作で現代詩花椿賞受賞。16年の詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』は17年に映画化され(『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』石井裕也監督)、話題を呼んだ。詩集には『愛の縫い目はここ』『天国と、とてつもない暇』『恋人たちはせーので光る』『夜景座生まれ』『さっきまでは薔薇だったぼく』『不死身のつもりの流れ星』。小説家としても活躍し、『星か獣になる季節』『十代に共感する奴はみんな嘘つき』『パパララレレルル』など。17年には清川あさみとの共著『千年後の百人一首』で100首の現代語訳をし、18年、案内エッセイ『百人一首という感情』刊行。ほかの著作に、エッセイ集『きみの言い訳は最高の芸術』『もぐ∞』『「好き」の因数分解』『コンプレックス・プリズム』『神様の友達の友達の友達はぼく』、対談集『ことばの恐竜』、翻訳『わたしの全てのわたしたち』(サラ・クロッサン/金原瑞人との共訳)、絵本『ここは』(及川賢治〈100%ORANGE〉との共著)など。
公式サイト:tahi.jp
佐々木 俊 グラフィックデザイナー・アートディレクター
2010年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。
アドブレーン、グリッツデザインを経て、2016年AYOND(アヨンド)を設立。
2020年JAGDA新人賞受賞。これまでに、最果タヒの『夜空はいつでも最高密度の青色だ』等の著書や詩の展示構成、2019年展覧会「デザインの(居)場所」(東京国立近代美術館)、2021年展覧会「200年をたがやす」(秋田市文化創造館)、2021年「NHK紅白歌合戦」番組ロゴなどのデザイン・アートディレクションを担当。近年は、クライアントワークに留まらずZINEや絵本の制作なども行う。参加展示に、2018年「ことばをながめる、ことばとあるく―詩と歌のある風景」(太田市美術館・図書館)などがある。
阿部 彩乃 ※原作和歌選定協力
京都生まれ 京都在住
関西大学大学院文学研究科博士後期課程に在籍。
関西大学他非常勤講師をしながら、中古文学・書誌学を専門とし研究を続ける。
■京都タワーサンド 施設概要
リニューアルオープン日時:2023年4月22日(土)11:00
施設名称:KYOTO TOWER SANDO(京都タワーサンド)
所 在 地 :〒600-8216 京都市下京区烏丸通七条下る東塩小路町721-1
営業時間:B1F 11:00~23:00/1F 10:00~21:00/2F 10:00~19:00
※4月22日(土)のみ全フロア11:00オープンとなります。
※一部店舗は営業時間が異なります。
※営業時間が変更となる場合がございます。
営業状況につきましてはHPをご確認ください。
アクセス:JR・地下鉄・近鉄電車・市バス「京都」駅下車徒歩3分
京阪電車「七条」駅からステーションループバス
「京都駅(ザ・サウザンド京都前)」下車徒歩約3分
営業面積:約2,620㎡
店 舗 数 :全41店舗
U R L:https://www.kyoto-tower-sando.jp/