誕生日は苦労の始まり?なのか?


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京都新聞に瀬戸内寂聴さんが右京区にある寂庵で「花祭り」を営んだという記事がありました。

「花祭り」は、お釈迦様の生誕をお祝いする仏教行事だそうです。今から約2500年前の4月8日、お釈迦様はネパール国のルンビニーの花園で生まれました。すると周囲の花々は咲き乱れ、空からは産湯代わりの甘露の雨が降り注ぎ、世界中が輝き喜びで溢れたと伝わっています。

このことから寺院では4月8日にたくさんの花々を飾り、お釈迦さまの像に甘露の雨を表現した「甘茶」をかけるようになったそうです。

新聞の記事には寂聴さんのこんな言葉も載っていました。
「誕生日とはありがたいものであるとともに、苦労の始まりでもある。生きることは苦労ね。そして、誰も愛したことがないまま死ぬよりも、苦労しながら誰かを好きになって、苦労しながら辛抱して生きていくのがいい」

「トム・ソーヤの冒険」を書いたマーク・トウェインは、「人生で一番大事な日は二日ある。生まれた日と、なぜ生まれたかを分かった日」という言葉を残しました。

「なぜ生まれたのか?」—96年の歳月を生き抜いてきた寂聴さんの言葉が、心に深くしみこみます。

2019年4月9日RT(116)
編集部 春風

編集部 春風

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