八重桜を訪ねて祇園界隈を春散歩


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染井吉野が花吹雪となって散り始めると、八重桜が見頃を迎えます。花見の喧騒が去った後に咲くので見過ごされがちな八重桜ですが、華やかさでは、染井吉野よりも八重桜だと思っています。春の陽気に誘われて、八重桜散策に出かけました。

京都で花見といえば、やっぱり円山公園ですね。象徴的な枝垂れ桜は緑の葉をつけ、染井吉野もほとんど散って、祭の後のような静けさが公園を覆っていました。日常を取り戻した公園で見つけた八重桜は、あともう少しで見頃。今にも開花しそうな蕾が、春の陽気に励まされ生き生きとしていました。

円山公園から八坂神社へ。観光客で賑わう八坂神社の境内に咲く八重桜は、もう満開でした。「オー!ゴージャス!」と小さく叫びながら写真を撮るご婦人が、目の前を横切って行きました。

四条通を歩いて祇園白川へ。染井吉野が散って、さすがに見物客も少なくなった小路には、満開の花をつけた八重桜が川面に向かって枝を垂れていました。

鴨川に架かる四条大橋を渡って高瀬川へ。四条小橋を渡って高瀬川沿いに咲く八重桜を間近で見物していると、1羽のアオサギが人の目を気にせずに優雅に歩いて行きました。

一重づゝ一重つゝ散れ八重桜

正岡子規の句です。

2019年4月16日RT(136)
編集部 春風

編集部 春風

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