京都で研究開発した「新京野菜」
【京都の気候風土にあった新しい野菜/local news/京の食】
京都で生産販売している野菜で「新京野菜」というブランドがあるのを知っていますか?
京都市は、西京区大原野地区に「開発野菜種子配布センター」を設置して、生産者と京都大学の協力を得て開発した野菜の有望品種の種苗を生産、市内の農家に有償配布することで京都の気候風土にあった新しい野菜の開発と導入を進めているそうです。この事業で新しく生まれたのが「新京野菜」のようです。
どんな野菜があるの?主な品種を紹介しましょう。
【京てまり】
4月下旬から6月中旬と9月中旬から11月上旬にかけてが旬。糖度は7~8度とかなり高くてフルーティーな味わい。一般のトマトに比べ,βカロチン,ビタミンCが特に高いそうです。ミニトマトをやや大きくした程度の大きさで鮮やかな赤色をしているのが特徴にょうです。
【京あかね】
「京てまり」よりもひと回り大きなトマト。形は砲弾型(縦長)で「京てまり」に比べて味が濃くてしっかりとした肉質が味わえるのが特徴のようです。。
【京唐菜】
葉と茎を食べるために改良された”とうがらし”。普通のとうがらしよりも葉が柔らかくて熱を加えると辛みとえぐみが消えるようです。夏が旬で栄養価もほうれんそうに比べてビタミンCやカルシウムが豊富なのが特徴のようです。
【京ラフラン】
3月中旬から5月中旬の野菜が少ない時期に旬を迎えるそうです。生でかじると大根のようで、ゆでると甘みがあるのが特徴のようです。栄養価が優れていて、ほうれんそうと比べカルシウムが1.7倍、ビタミンB6が1.8倍、総ビタミンCが2.9倍含まれているみたいです。
【京の花街みょうが】
普通のみょうがよりも大きくて、紅色の発色が良く香りも良いのが特徴のようです。花穂を食用とする花みょうがで、晩夏から初秋にかけて収穫されるそうです。
【京北子宝いも】
京北地域限定で栽培されている里芋で、10月から11月にかけて収穫されるそうです。従来のものと比べて、とろみ成分が多くて美味しいのが特徴のようです。子イモが密集して着き、親イモも軟らかく食べられ、調理する際に手がかゆくなりにくいみたいです。
【詳細情報】
京都市情報館
https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000034422.html