【川】映画をみること

 最近のコロナ自粛期間の休日は、今までに観たことない映画(DVD)を一日一本観るように心掛けている。それは、ある人の言葉を思い出したからだ。
 観たことがない映画を観ようと思うことは今まででも何度かあった。映画館に行ってみることも好きだし、DVDを借りてみることも多々あった。けれどもそれが続くことはしんどいものだった。観たことある映画をもう一度みるというのは、他のことをしながらでも楽しむことが出来るので、気軽に見られるが、新しいのをみるときは映画に集中しないといけない。その集中が家ではしんどく、新しい映画をみることはほとんどなかった。
 ある人の言葉というのは、中学時代に社会を教えてくれていた先生が、卒業アルバムに書いてくれたものだ。「今後の人生、本をたくさん読みなさい、映画をたくさん見なさい、たくさんのことを感じなさい」というもの。
 でも私にとってはたくさんのことを感じたいと思う反面、同じぐらい面倒くさいと感じるようになり、新しいものに触れる機会を自分で減らしていることに気がついた。
 先生の言葉を思い出しながら「それでは良くないなぁ」と思い改め、観たら少し自分に新しい風が吹くような気になったりもする。新しいものに触れることを面倒くさいと思う自分から脱却しよう。いつまで続くのか、と思いながら今日という休日も私は新しい映画をみる。

(酒井瑞希)

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2021年6月28日RT(117)
編集部 春風

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