広隆寺の秋は、紅葉と落葉と柿の実と
【広隆寺の紅葉を眺めてきました/local news/紅葉ニュース/京都・太秦】
嵐電の太秦広隆寺駅を降りると目の前に荘厳な楼門が見えます。平安京遷都以前から続く広隆寺です。
日本史の教科書に載っていた国宝の弥勒菩薩半跏像。学校の教室ではなく、初めて実物を眼前にした時の衝撃。想像をはるかに超えた造形美が一瞬で心を魅了し、金縛りにあったかのようでした。
石の階段を上り、時の重なりを感じる楼門をくぐると、石畳の参道が本堂へと続きます。
境内の木々の葉は色づき、苔むす緑の地の落葉が秋の模様のようでした。
1本の柿の大樹がありました。たわわに実った果実の重さで垂れ下がる枝。わずかに揺れる個所を凝視すると、赤黄色に熟した実をついばむ緑の小鳥がいました。
2021年11月15日RT(358)