京の花街・宮川町歌舞練場の建て替え着工
NTT都市開発(株)が、「(仮称)元新道小学校跡地活用計画」(京都市東山区)の新築工事着工を発表したというニュースです。
このプロジェクトでは、京都市と新道自治連合会および宮川町お茶屋組合が連携し、元新道小学校跡地にホテル棟を新築、さらに隣接する「宮川町歌舞練場」を建て替えるようです。ホテル棟にはカペラホテルグループのフラグシップホテル「カペラ京都」(全92室/地上4階地下2階建て)が入るそうです。
宮川町歌舞練場は1916年に建設され、今回、老朽化のため建て替えられることに。建設地は12mの高さ制限があるので、旧歌舞練場に存在していた18mの大屋根と同じ高さ・形状で新歌舞練場の大屋根を計画するために京都市から特例許可を取得したみたいです。既存大屋根を支えていた小屋組みや瓦の一部を保存活用し大屋根のデザインを継承、さらに屋根以外でも旧歌舞練場で使用していた舞台上の唐破風を新歌舞練場に移設し歴史を継承するなど保存活用できる象徴的な部材を取り入れるようです。
竣工は歌舞練場棟が2025年1月、ホテル棟が同年3月(同年夏開業)を予定しているそうです。
2022年8月25日RT(276)