琵琶湖疏水観光船延伸プロジェクト
THE KYOTO Crowdfundingが、2023年3月24日(金)から「琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会」によるクラウドファンディングのプロジェクトを開始したというニュースです。
京都の近代化を象徴し、市民生活を支える「いのちの水」の源でもある琵琶湖疏水。その130年以上にわたる歴史に触れ、沿線の豊かな自然環境を満喫できるのが、観光船「びわ湖疏水船」です。本プロジェクトでは、京都市・蹴上から滋賀県大津市・三井寺近くまでの現在の航路から、大津側の乗下船場を琵琶湖・大津港に延伸することを目指しようです。
「京都と琵琶湖と未来をつなぐ ~日本遺産・琵琶湖疏水 観光船延伸プロジェクト~」
THE KYOTO Crowdfundingサイト
URL : https://the-kyoto.en-jine.com/projects/biwakososui
【クラウドファンディング概要】
- 琵琶湖疏水とは
明治期、事実上の東京遷都によって、衰退の危機にあった京都を復興させたのが「琵琶湖疏水(びわこそすい)」です。疏水とは運河を意味する言葉で、琵琶湖疏水は、琵琶湖の水を京都に運んでいます。1890年に完成した琵琶湖疏水は、水力発電や舟運、防火、庭園用水など、さまざまな面で活用されました。建設から130年以上経った今なお、琵琶湖疏水は、京都市内の水道水99%の原水を運び、発電や灌漑などにも利用されるなど、市民生活に欠かせない現役の施設として活躍しています。2020年には、「京都と大津を繋ぐ希望の水路 琵琶湖疏水~舟に乗り、歩いて触れる明治のひととき」として、日本遺産に認定されました。
- 今回のチャレンジ
琵琶湖疏水の歴史的意義や自然環境を満喫できるのが、滋賀県大津市と京都市を結ぶ春秋限定運航の観光船「びわ湖疏水船」です。この「びわ湖疏水船」を運航する琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会では、滋賀県側の乗下船場を現在の三井寺周辺から琵琶湖・大津港へと移す「航路延伸プロジェクト」を進めています。大津港まで延伸することにより、次の3つの点で「びわ湖疏水船」の魅力がアップします。
- 琵琶湖から疏水に入るという明治期の物流の風景を疑似体験できる
- 大津閘門を通過するための水位の変化を楽しめる
- 琵琶湖周遊クルーズ船や琵琶湖一周サイクリング等、琵琶湖観光と連動することができる
本プロジェクト実現のため、手動式の設備が老朽化している「大津閘門」を電動化する工事を現在行っています。集まった資金は、びわ湖疏水船の新船建造や大津港における乗下船場の整備などに活用します。
・実施期間:2023年3月24日(金)00:00~2023年6月21日(水)23:59
・目標金額:2,000,000円
・起案者:琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会
「琵琶湖疏水」の建設・存在意義を発信し、大津市と京都市を繋ぐ新たな観光資源を創出することにより、琵琶湖疏水沿線の更なる魅力の創造と地域の活性化を図るため、2017年9月に設立。2018年から「びわ湖疏水船」を運営。
構成:滋賀県、大津市、京都市、(公社)京都市観光協会、(公社)びわ湖大津観光協会、京阪ホールディングス(株)、西日本旅客鉄道(株)、東海旅客鉄道(株)、京都商工会議所、大津商工会議所
【注目のリターン】
- 航路延伸便モニター乗船プラン
通常運航に先駆けて、試行運航中の琵琶湖大津港までの航路延伸便にモニターとして乗船いただけます。その後、航路延伸便の事業化に向けた課題や改善方法等に関するアンケートにへの協力お願いします。
※9月下旬平日に開催する方向で調整中
- びわ湖疏水船通常乗船プラン
2023年秋季運航期間中、滋賀・大津(三井寺)~京都・蹴上間を運航する通常便にご乗船いただけます。初秋の琵琶湖疏水沿線の自然と産業遺産が織りなす風景をお楽しみください。また、クラウドファンディングでご支援いただいた方限定のオリジナルポストカードセットをプレゼントします。
対象便の運航日は、2023年10月13日(金)、29日(日)、11月23日(水・祝)。
- 【CF限定】俳優・船越英一郎さん直筆サイン入りポスター
琵琶湖疏水沿線において数々のロケ撮影経験を持ち、琵琶湖疏水を“職場”とも明言する俳優・船越英一郎さんの直筆サイン入りのポスターをお届けします。
その他のリターンや詳しい内容はクラウドファンディングサイトを確認してください。