谷口智則展~いろがうまれるものがたり~

美術館「えき」KYOTOが、夏休みに「絵本作家・谷口智則展~いろがうまれるものがたり~]を開催するというニュースです。

本展覧会では、大人気の絵本『100にんのサンタクロース』『カメレオンのかきごおりや』など約20タイトルの絵本から原画を中心にスケッチや下絵、サンタの立体など約250点の作品を展示。絵本や展覧会オリジナルグッズの販売もおこなうようです。

―たとえ言葉が通じなくても、子どもから大人まで世界中の人々に想いと感動が伝わる絵本作りをしたい― 谷口智則

日本画を学んでいた学生時代に、絵本作家になりたいと独学で絵本作りをはじめた谷口智則(1978年ー大阪府生れ、大阪在住)。黒い紙に6色のアクリル絵具で色深い独特な世界を描き、2004年『サルくんとお月さま』で絵本作家としてデビューを果たしました。

『サルくんとお月さま』2004年 ©TOMONORI TANIGUCHI

デビュー作の『サルくんとお月さま』(2004年)は、サルくんが森に落ちて泣いているお月さまを自分の得意な木登りで空に返して笑顔にしてあげたというストーリー。どこかで泣いている人を笑顔にしたいと思い作った言葉のない絵本です。大人気の『100にんのサンタクロース』(2013年)は、100にんのサンタの住む街のお話。プレゼントの準備や配るおうちの地図作りと一年中大忙し。でも100にんのサンタたちはそれぞれに役割を持ち協力し合い、クリスマスを無事迎えるお話。子どもの数だけサンタがいたら・・・世界中の子どもたちのところにサンタが来るような世界になればと願いを込めた絵本です。

『100にんのサンタクロース』2013年 ©TOMONORI TANIGUCHI

谷口智則

【作家プロフィール】

谷口智則(1978年―大阪府四條畷市生まれ)。金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。20歳の時に海外の絵本作家の展覧会を見て感銘を受け、独学で絵本作りを始める。2004年に『サルくんとお月さま』で絵本作家デビュー。フランスやイタリアなどでも絵本を出版。各地で展覧会やワークショップ等イベントも精力的に開催。近年では絵本の世界にとどまらず、カンボジアへの絵本支援、保育園や幼稚園、動物園の壁画やモニュメント制作、また四條畷市のPR大使としてサンタクロースのオブジェで地元の観光や街巡りのプロジェクトに貢献するなど、広範囲にわたり活動。作品を見ることができるギャラリー&カフェも経営。

【開催概要】

●会期:2023年8月5日(土)~9月3日(日)会期中無休 ●会場:美術館「えき」KYOTO (京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)●開館時間:10:00~19:30(入館締切:19:00)●入館料(税込):一般900円(700円)、高・大学生700円(500円)、小・中学生500円(300円)※( )内は前売料金。2023年6月24日(土)~8月4日(金)まで前売券販売。販売場所:美術館「えき」KYOTOチケット窓口(休館日除く)、京都駅ビルインフォメーション、チケットぴあ、ローソンチケット。※「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。●主催:美術館「えき」KYOTO、朝日新聞社、京都新聞 ●協賛:ダイキン工業、竹中工務店 

【お問合せ】

●ジェイアール京都伊勢丹:TEL:075-352-1111(大代表)●美術館「えき」KYOTO公式ホームページ:https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/ ●公式Twitter:@ekimuseum

2023年7月17日RT(85)
編集部 春風

編集部 春風

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