犬猫10匹以上で届け出義務の記事を読んで

■ここ数日で気になった京都のニュース

「多頭飼育崩壊の実態と行政対策 京都市はイヌネコ10匹以上で届け出義務化も」(京都新聞より)

■ニュースを読んで調べたこと

 新聞記事によると、京都市では「動物共生マナー条例」に基づいて、イヌ5匹、ネコ10匹、イヌ・ネコ合わせて10匹以上を飼育する場合は届け出を義務化しているようです。そこで、「動物共生マナー条例」について調べてみました。気になる部分を紹介します。

第1章 総則
(目的)
第1条
この条例は,適正な動物の取扱いに関し必要な事項を定めることにより,不適正な動物の取扱いに起因して人に迷惑を及ぼすことを防止し,もって生活環境の保全を図るとともに,人と動物の共生する社会の実現に資することを目的とする。
(所有者等の責務)
第3条
所有者等は,人に迷惑を及ぼすことのないよう動物の適正な飼養及び保管に努めなければならない。
2 犬等の所有者は,マイクロチップをその所有する犬等の体内に装着する方法その他の当該犬等が自己の所有に係るものであることを明らかにする措置を講じるよう努めなければならない。
3 犬の所有者等は,飼い犬を道路,公園,広場その他の公共の用に供する場所(以下「公共の場所」という。)に同伴しようとするときは,あらかじめ,自宅等において排せつさせるよう努めなければならない。
4 猫の所有者等は,飼い猫が自宅等以外の場所に侵入することにより人に迷惑を及ぼす
ことを防止する観点から,飼い猫を屋内において飼養し,及び保管するよう努めなければならない。

■そして思ったこと

 ワンちゃんと散歩に出かけトイレをさせる。街中で日々よく見かける風景ですが、条例では散歩に出かける前に自宅でトイレを済ませましょうとなっています。ワンちゃんの排せつ物を適切に処理せず放置するマナーの悪い飼い主がいるために規定したのだと思いますが、これは意外でした。屋外での排せつが禁止ではなく努力規定になっているところに、いろいろな配慮を感じますが。

 神奈川県の夏島貝塚では、約9000年前の旧石器時代に人間と暮らしていたと思われる犬の骨が見つかっているそうです。また、平安時代には貴族の間で猫を飼うことが大流行。猫を「手飼いの虎」と呼んで可愛がったみたいです。ペットと人間の関係は、とても長いのですね。

 「動物共生マナー条例」では、いろいろなことが規定されています。5万円以下の罰則もあるので、ペットを飼っている人は一読してください。。

●京都市の「動物共生マナー条例」

―春風―

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2021年10月4日RT(293)
編集部 春風

編集部 春風

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