京の老舗湯葉店がクラウドファンディング
【京の老舗湯葉店 松山閣×三田久×ゆば泉がクラウドファンディングで初コラボ/local news/京都の食】
松山閣・三田久・清水五条坂ゆば泉が共同で滋賀県在来の希少品種「みずくぐり」を使用した「くみ上げ湯葉の食べ比べセット」を2021年12月25日12時~2022年1月30日18時までマクアケでクラウドファンディングによる販売をスタートさせるようです。(https://www.makuake.com/project/yuba3/)
湯葉という伝統産業を守る、そして種子を守る
みずくぐりとは滋賀県内で昔から生産されていた在来品種で、生産量は滋賀県産大豆全体の僅か0.4%。コンバイン集荷しやすいように品種改良されたものではなく、旨味と甘みが凝縮された本来の大豆の味を楽しめるものとして親しまれていたそうです。しかしコロナ禍で湯葉業界全体の需要が激減。湯葉は機械で製造できるものではなく、職人の手作業で作られています。その伝統産業と技術を守るため、そしてまた種子保存には毎年作り続けていかなければならない希少な大豆を守るためにクラウドファンディングに挑戦するみたいです。
滋賀県産大豆に特化した問屋の強みと各社独自の技術を活
クラウドファンディングでリーターンとして提供するのは、京の老舗湯葉店3社がそれぞれの製法で作った湯葉の食べ比べセット。たとえ同じ大豆を使っても、同じ湯葉ができるとは限りません。豆乳の温度・濃度・湯葉を引き上げるタイミング等々、長年培われてきた各社の技術・製法が秘密のレシピとして加わり、「濃厚な甘みの湯葉」「あっさりとした湯葉」などに変化していきます。そこに昔から長年生産されてきた「みずくぐり」という希少価値の高い滋賀県産在来品種の生命力と美味しさが加わります。