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己の生を愛し慈む心を

 人の生活に最も大事なのは、自分の生を愛し慈むの感情である。生きてるということに対する自覚的な輝かしい感情である。なぜならば、そういう感情からこそ、本当に純な……
at 2022年02月11日 06:26RT(156)

月の暈、春遠くない枝に枝

 二月四日 立春。 すこし夜の雪がつんでゐる、寒いことは寒いが、大したことはあるまい。たよりいろ/\――俊和尚、孝志君、緑平老、敬治坊、そして雑草二月号……
at 2022年02月06日 10:03RT(165)

今年も今夜かぎりの雨となり

十二月卅一日 曇つて寒い、暮れてからは雨になつた、今年もおしまひだ。  嚢中に四銭しかない、三銭で入浴、一銭でヒトモジ一把、文字通りの無一物だ、いかに私……
at 2021年12月30日 04:55RT(244)

ふりかへらない道をいそぐ

新酒、新漬、ほんたうにおいしい、生きることのよろこびを恵んでくれる。歩かない日はさみしい、飲まない日はさみしい、作らない日はさみしい、ひとりでゐることはさみし……
at 2021年10月20日 01:25RT(127)

みんなで 愉快に生きよう

なんのためにともかく 生きているともかく どう生きるべきかそれは どえらい問題だそれを一生考え 考えぬいてもはじまらん考えれば 考えるほど理屈が多くなり……
at 2021年10月16日 07:38RT(148)

きょう一日を、充分に生きる事

 叔母さん。けさほどは、長いお手紙をいただきました。私の健康状態やら、また、将来の暮しに就ついて、いろいろ御心配して下さってありがとうございます。けれども、私……
at 2021年09月30日 05:54RT(93)

京都の女の人の言葉が優しく聞える

 大正から昭和にかけて、詩人・小説家として生きた室生犀星。代表作の一つ『小景異情』が、広く知られています。 小景異情―その二 ふるさとは遠きにあり……
at 2021年09月26日 09:55RT(119)

生きるとは、自我を愛することである!

L'art, mes enfents, d'tre en soi-meme! Paul Verlaine  芸術とは、喩へば金鉱発掘の如きものだ。金鉱を……
at 2021年09月22日 04:44RT(194)

愚かな旅人として放浪するより外にない

このみちやいくたりゆきしわれはけふゆく しづけさは死ぬるばかりの水がながれて  九月九日 晴、八代町、萩原塘、吾妻屋(三五・中) 私はまた旅……
at 2021年09月19日 07:07RT(145)

祇園の三養軒、木屋町の一養軒

 昭和の初期から、日本を代表するコメディアン、役者、編集者、エッセイストとして活躍した古川緑波(ロッパ)。美食家としても知られていた緑波が、京都の洋食について……
at 2021年09月09日 05:58RT(200)

あては四条大橋に立つて居る

村山槐多(むらやまかいた)を知っていますか?  1896年に横浜で生まれ、4歳で京都に移り住みました。京都府立第一中学校(現在の洛北高校)時代に、回覧誌……
at 2021年08月26日 03:48RT(124)

ひとり住めばあをあをとして草

大の字に寝て涼しさよ淋しさよ(小林一茶)  彼が我儘気儘に寝転んだのはどこであったろう。居候していた家の別間か、道中の安宿か、それとも途上の樹蔭か、彼は……
at 2021年08月18日 07:23RT(345)
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